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「四谷怪談〈1959年〉」(1959)

【DVD発売中】

70点70
夫に裏切られたお岩が、亡霊となって男を呪うという鶴屋南北の名作怪談。お岩のメイクアップなどは現在の技術に劣るものの、赤・白・黒の三色に統一された色彩設計が怪異を倍増させて見せる。海外のホラー映画と違い、情に訴える心理的恐怖映画。

あらすじ

小普請組民谷伊右衛門は内職でやっと生活していた。女房お岩は叔父に夫の役付の運動を頼んだ。伊右衛門には秋山と関口という悪友がいた。伊右衛門は作事方組頭伊藤喜兵衛を訪ねた。進物が少いと侮蔑された。帰途、ヤケ酒を飲んだ。悪旗本にからまれた武家娘と乳母を救った。そのまま立去った。−−お岩の妹お袖は浅草寺の楊弓店で働いていた。恋人の与茂七と世帯を持つのを楽しみに。秋山の仲間直助権兵衛は彼女に目をつけた。−−伊右衛門の心は次第にすさんだ。お岩にもつらくあたった。下僕の小平が彼女をいたわった。直助が秋山の使いとしてき、伊右衛門を茶屋の一室に導いた。先日の武家娘と乳母が待っていた。娘は喜兵衛の娘お梅だった。陰で、秋山らがホクソ笑んでいた。いい金ヅルができた。−−お梅は父に伊右衛門と会わせてくれと頼んだ。命がけだった。直助が二挺の駕籠を案内してきた。お梅が迎えにきたのだ。喜兵衛は伊右衛門を愛想よく遇した。恥じらいながらも、お梅は彼に迫った。−−お岩は身体をこわした。流産の後の不養生のせいだ。高価な薬が必要だった。秋山らは何とかお梅と伊右衛門を結びつけたかった。お岩を、小平との不義を理由に離別させよう。小平は秋山らから折檻され、惨殺されてしまう。−−直助が伊右衛門からのことずけと、お岩に薬をとどけた。すぐさまそれをのんだ時、お岩の身体に激痛が走った。鏡に、無惨に変った顔がうつる。髪をすくと、ばさりと抜け落ちた。秋山が訪れてき、伊右衛門がお梅と縁組することになったといった。お岩は秋山の脅しの刀にひるまなかった。秋山は白刃を柱にさしたまま逃げ去った。夫が帰ってき、彼女の密通をののしった。お岩は逆上し、夫に迫った。そのハズミに、秋山の残した刀がノドに突きささった。お岩は絶命した。秋山らはお岩と小平の死体を不義者として隠亡堀に流した。−−伊右衛門はお梅と式を挙げた。その夜、お梅の顔がお岩のそれに見えた。伊右衛門は思わず斬りつけた。お梅が血をふいて倒れた。−−お袖は直助から真相をききだした。それを伊右衛門がきき、直助の首を斬り捨てた。秋山らをも次々に斬った。捕手が囲んだ。“お岩、許せ。恨みは晴れたか”彼は絶叫すると、自決したのだ。虚空で、お岩のまぼろしが微笑しながら彼の霊をさし招いたという。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 84
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