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「刑事物語 兄弟の掟」(1946)

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あらすじ

警視庁捜査一課の岩倉謙輔には妻と一人娘のほかに年老いた母親と父子ほどに年の隔った弟がいた。弟の謙治は、育った境遇と時代が兄とはひとまわりも違うため、父親のような兄と親しんだことがなかったし、その苦労を知らなかった。謙治にとって兄は家庭内においても謹厳な警察官でしかなかった。ある日、外事課の刑事久保が謙輔を訪ねてきた。久保の頼みは謙輔の担当した外国人麻薬中毒死事件が、自分が追っている麻薬組織と結ばれている形跡があり、死因も殺人ではないかと思うので捜査に協力してくれというものだった。謙輔は始めは久保に反撥を感じるが、どこか憎めないこの男に協力を約束した。一方、謙治は毎夜遊び歩いていたが、つまらぬ喧嘩から、ゴーゴークラブの女主人緑川悠子と知り会った。謙治は、得体の知れないこの年上の女にひかれていく自分を感じたが、彼女がかつて兄の恋人であり、現在は麻薬取引の影の男ウイリアム・パワーズの愛人であることなど知る由もなかった。久保と謙輔の捜査の網は着々としぼられていった。その網の中に悠子が入ってきた時、謙輔は運命の残酷なめぐり合わせにガク然となった。さらに久保から、謙治の姿が悠子のマンションにいる写真を手渡された。だが執拗な謙輔と久保の捜査の結果、謙治の疑惑はぬぐわれたが、その線上に浮び上った悠子を追ううちに彼女は殺されてしまった。犯人はウイリアム・バワーズと判明し、怒りに燃えた謙輔は、彼を追いつめ射殺してしまった。こうして事件は解決の方向へと向ったが、謙輔は退職処分を受け、自分のためにこうなったと思い込んだ謙治は、兄の愛情を感じ、改めて第一歩から出直すためにカナダヘと旅だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1946年
製作国 日本
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