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「現代任侠道兄弟分」(1970)

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新宿から赤線の灯が消え、引退を宣言した竜崎組組長。だがそれは隠れみので、彼は新しく設立した会社の社長に収まり、裏から組を操っていこうとしていたのだった。義理と人情を重んじる幹部の五十嵐はそうとは知らずに賭場の手入れの際、体を張って客を逃がし、務めを終えて出て来ると状況は一変していて……。

あらすじ

新宿から赤線の灯が消えて、竜崎組の賭場はいつも客が少なく、さえなかった。竜崎は代貸鳴海と幹部五十嵐を呼ぶと引退を宣言した。しかし、この引退は隠れ蓑で、竜崎は新しく設立した丸和興行の社長に収まって、組を操っていこうと考えていた。そんな折、賭場の手入れがあり、客を逃して体を張った五十嵐は警察に捕えられた。大阪藤上一家の実子・三郎が上京して竜崎一家に草鞋を脱いだのはその留守の時だった。藤上は代貸の中部が跡目に押されたのを不満とし、東京で一家を興そうと上京したのだった。五十嵐が釈放された日、竜崎は藤上に五十嵐を斬って、男を上げるよう命じた。藤上は、五十嵐の男らしさに惹かれ、旅に出るよう頼んだ。妻佐智子に別れを告げ旅発とうとした五十嵐に弟分の庄司が竜崎に斬りつけ、リンチを受けていると知らせがあった。五十嵐は竜崎の肩に斬りつけ、やっと庄司を助けた。そして、かつて五十嵐が命を救った若松親分の仲裁でその場は収まり、五十嵐は自首した。一家の拡張を命ぜられた二代目鳴海は柏木一家、石橋一家を叩き勢力を伸ばした。闘いはいつも藤上が指揮をとり先頭に立って暴れまくった。石橋組々長を斬った事から、若松一家と対立は強まった。佐智子は竜崎の黒い罠に陥入って、竜崎に犯された。一年余の服役から五十嵐が出所した。佐智子は五十嵐を迎えると、竜崎との関係を遺書に残し自殺した。怒った五十嵐は丸和興行に乗り込んだが、それは若松の立場を不利にした。若松の苦衷を察し、五十嵐は二本の指を詰め詑びを入れた。そんな時、藤上を迎えに、中部が上京した。いったんは中部の申し出を拒んだ藤上も、その真心に打たれ、大阪に帰る許しを乞うた。しかし、竜崎は許さず、若松を殺すことを条件にした。藤上は若松に突進したが、若松を庇った五十嵐が、藤上を刺した。すると竜崎の二人の子分がライフルで若松を射った。若松は二人を叩っ斬ると、息絶えた。五十嵐と中部は、丸和興行に殴り込み、二人の怒りの白刃は子分をけ散らし、やがて、鳴海、竜崎を倒した。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1970年
製作国 日本
上映時間 89
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