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「花と嵐とギャング」(1961)

【DVD発売中】

60点60
石井輝男監督が、倒産寸前の新東宝を出て、東映入社第1回作品として撮った軽快なギャング映画。文字通り役不足でくすぶっていた高倉健を主役に据え、大スターへの道を開いた記念碑的作品でもある。一族郎党がみな犯罪者という生まれついての前科者、通称・スマイリー健が、ずる賢いヤクザの仕組んだ銀行強盗に乗ったのが運の尽き。襲撃は成功したものの、撃たれる奴、裏切る奴、金を横取りする奴が入り乱れ、あげく女房まで誘拐される大争奪戦へと発展する。脚本のクレジットは佐治乾となっているが、撮影中ほぼ全編を石井監督が改変したという。

あらすじ

母親をはじめ子供達全部が悪の世界で暮らしている悪党一家があった。母親まさは安宿を経営しているが、裏では凄腕の女傑で通っている。長男は香港ジョーの異名をとる国際的大物。長女佐和は女ながらも前科者、それにスマイリー健という河北組の兄貴株で刑務所帰りを亭主にしているこれまた大変な女。次男正夫でさえ一ぱしやくざを気取っている。河北組のツンパの山藤は、健を蹴落そうと銀行ギャングを計画、その指揮を健に指名した。健は厭がる正夫と、犬猿の仲の殺し屋、楽隊とウィスパー、それに権爺を加えて綿密な作戦をたてた。銀行ギャングは見事成功するが、そのドサクサにまぎれてウイスパーは、楽隊を撃って逃走した。楽隊は警察病院に収容され一命をとりとめるが、ウイスパーを狙って病院を脱走した。紙弊ナンバーが知られた札とあって、山藤は、略奪金をドルと交換に出かけるが香港ジョーに奪われてしまった。その頃、河北組組長の暗殺命令を正夫が拒否したため、佐和は正夫がもどってくるための人質となった。正夫は恋人の圭子とある牧場に隠れていた。それを知った河北組は、山藤、ウイスパーが健を監視して牧場に乗りこんだ。牧場には正夫の身を案じた香港ジョーが、一足先に潜入していたが、佐和の身を思う健はジョーにまで拳銃を向けた。組長の秘密命令を持つウイスパーは、ジョー、正夫もろともに健まで葬り去ろうとした一瞬、突如、楽隊が出現、ウイスパーは倒された。そのすきをみて三兄弟は協力して射ちまくった。三人三様の見事なガンさばきは、山藤達を圧倒、断崖に追いつめられた山藤は、ジョーから取り返した略奪金を手にしたまま谷底に滑り落ちていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1961年
製作国 日本
配給 ニュー東映東京
上映時間 84
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監督

キャスト