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「月姫系図」(1958)

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武田勝頼の遺宝ををめぐる浪人と旗本娘の活躍を描いた伝奇娯楽アドベンチャー。遺宝の秘密は“風林火山“を象る4枚の枝折に託され旗本娘の雪絵が“風“を浪人の進太郎が“山“を持っていた。だが“林“の枝折を持つ奉行が忍者を使ってすべての枝折を集めようとする。謎は能面をつけた女“月姫“のみが知っているのだが……。

あらすじ

武田勝頼の遺宝の秘密がその旗印「風林火山」をかたどる四枚の枝折に託されている。旗本水町三郎太の娘として育った雪絵は、その一枚を持ち、年に一度三日月堂で月姫という能面をつけた女性に会う。その帰り、忍者いの字に襲われ、「風」の枝折を奪われかけたが、進太郎という浪人者に救われた。彼は「山」の枝折を示し、これの謎は月姫のみが知ると言った。「林」の枝折は金山奉行大久保石見守が持っていた。彼は財宝を手に入れようと、いの字に他の枝折を集めさせていたのだ。月姫の部下、彦七、お梶の兄弟は友人兵馬を雪絵の守護役を兼ねて婿に推したが、月姫は許さなかった。お梶は石見守の側女になり、その動静を探った。彼女は進太郎と昔馴染だという。彼はいの字を捕えかけたが、逃げられた。しかし、その腕に小柄で傷をつけたはずだ。石見守は雪絵の父三郎太を山目付にし、甲州へ旅立たせた。雪絵も月姫の命で石見守に従って甲州へ出発した。進太郎も、彦七も、兵馬も……。三郎太は、甲州で鳥の目源三という囚人に引き合わされた。彼は武田の残党の源三を逃してやり、自分は捕った。枝折と引きかえに、三郎太の助命を願った雪絵は、石見守に眠り薬を飲まされ危かった。お梶の抵抗も無力だった。しかし、いの字が彼女を盗みだしたのを、進太郎が待ち受け、雪絵を救ったが、「山」の枝折を盗み去られた。残る一つ「火」の枝折を、源三は火中へ投じた。石見の部下に襲われ、彼は「風林火山」と言い遺して死んだ。進太郎はこの言葉の謎を解いた。−−要害山の信玄の墓所の洞窟。火薬と共に埋めてあろう。彼らがその洞窟についた時、すでに兵馬がいた。腕に小柄傷があった。いの字は彼だったのだ。石見守一味も駈けつけた。進太郎は将軍家直々の命で石見守を逮捕すると告げた。乱闘。と、大音響が起り、岩と兵馬を吹き飛した。あとに、武田家の財宝が現れた。−−石見守は遠島の刑に処せられた。月姫は勝頼公の息女で、雪絵の姉だった。進太郎は月姫を説き徳川への復讐をあきらめさせ、彼らを八ケ岳へ帰らせた。財宝は万民のために使うと約束した。雪絵だけが、下界に残ることになった−−進太郎の花嫁として。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 大映=大映京都
上映時間 74
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