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「社長繁盛記」(1968)

85点85
高山物産社長の圭太郎は老け込んでいると人から言われ、社員を含めた若返り策を打ち出した。3人の営業部員たちは急きょ西ドイツや香港との取引をまとめることを社長から指示されて大あわて。社長自らは若返りに女性が必要とあって、そちらの方も忙しい。登場人物の“老化“がテーマになるなど、シリーズとしての転換期を感じさせる一方で、社長秘書役の黒沢年男の若いパワーが強調されている。

あらすじ

高山物産社長の圭太郎はある日、妻の父伝之助に説教された。圭太郎をはじめ、会社の重役たちがすっかり老化しているというのだ。伝之助は七十歳の高齢ながら、四国で製塩会社を経営し、少林寺拳法を学ぶカクシャクたる老人だった。圭太郎は早速、若返り策をとることにした。会社でこのとばっちりを受けたのが、第一営業部長の本庄、第二営業部長赤間、総務部長の有賀である。本庄は西ドイツから輸入した特殊鋼をアトラス自動車に売り込むこと、赤間は香港バイヤー范と敏速に取引きをまとめることを、圭太郎から指示された。有賀もまた、会社内の若返りのために具体的な対策をたてるよう命令された。一方、圭太郎の秘書田中は、まだ独身の若い男で、中年男どものそんな動きを、横目でみていた。しかし、その田中も日曜日だというのに圭太郎について名古屋に出張させられ、美人社員めぐみとのデートを邪魔されてしまった。そんな時、圭太郎はアトラス自動車の社長藤川と会い、高松にある伝之助の持っている古い建物を明治村に寄贈すると約束してしまった。藤川は明治文化の保存に情熱を燃やしていたのである。特殊鋼の契約をとるために、圭太郎は田中を伴なつて四国へ飛んだ。伝之助に会う前に、圭太郎は若返りには浮気が必要と、芸者小花を連れだしたのだが、それを伝之助に見つかって、ほうほの態で四国を離れた。圭太郎から、伝之助との交渉を頼まれた田中は、残って伝之助と会った。伝之助は一応返答を保留したが、田中は近くにあるめぐみの実家を訪ねた時めぐみに婚約者がいるのを知って失望した、一方、帰社した圭太郎は、本庄が独力で特殊鋼の契約を結んだことを知った。そこへ、范に欺された赤間と、失恋にもめげずに少林寺拳法を身につけた田中が帰ってきた。圭太郎は赤間を慰めたものの、また田中の若さに羨望の念を感じざるを得なかった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 87
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