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「美しい庵主さん」(1968)

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あらすじ

こんもりと生い茂る杉林の奥にひっそり閑と建っている古びた尼寺「明秀庵」。その寺に颯爽と乗り込んで来たのは、庵主昌光尼の姪御の悦子である。十年ぶりに東京から遊びに来たのだ。が、彼女が同じ大学のボーイフレンド昭夫と一緒なのに昌光尼たちはびっくり仰天。実は、昭夫はアルバイトにバーのバーテンをやっていたのだが、そこのマダムとの浮気が悦子の逆鱗にふれ、頭を冷やすためと、卒論を書くためとで、強引に引っぱって来られたのである。だが、昭夫は若い昌妙尼の美しさに一目でショックを受ける始末なのだ。昌妙尼は次代の庵主候補で、目下、県立大学へ通学中である。卒論書きのあいまに、昭夫は彼女に英語を教えたりして、親しくなった。たまたま、悦子が行きがかり上のお見合で出掛けた日、駅の改札係と称する図体のでかい男が昌妙尼のところに愛の告白にやって来た。昭夫がおっかなびっくり応対に出てようやく説得して返した。その宵、しみじみと昌妙尼と語り合った昭夫は、彼女が灰色の青春の中でいかに清く、まじめに生き抜こうとしているかを知り、感動のあまり思わず彼女を強く抱き寄せてしまった。だが、昌妙尼の清らかさは昭夫の心に辛うじて自制を取戻させた。泣きながら駈け去る昌妙尼と入れ違いに、悦子が帰って来た。彼女は呆然としている昭夫に、パチンと平手打ちを食わした。その途端、昭夫は目がさめたみたいに、悦子の愛情を身にしみて感じ、思わずがむしゃらに彼女を抱きしめ、強く接吻した。悟りを開いたのが吉日とばかり、翌朝二人は鳥が飛び立つように帰京の途についた。楽しくも、意義深かった尼寺での思い出を乗せて遠ざかり行くバスを昌妙尼はいつまでも見送っていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 93
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監督

キャスト

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