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「塀の中のプレイ・ボール」(1987)

60点60
安部譲二のベストセラー『塀の中の懲りない面々』の映画化が大ヒットしたのを受けて作られた第2作。前作に続き個性ある囚人たちによって看守たちとの野球試合が画策されるが……。元高校軟式野球で全国大会出場の経験がある草刈正雄が、主人公を五分刈りで熱演。

あらすじ

水田順一は前科11犯、競馬法違反、傷害罪などで捕まり刑務所へ戻って来た。雑居房には顔なじみの老窃盗犯・小山忠ほか、スリの三原良太、人相違反の中島達、学生くずれの山務根、素性のわからない山本英夫、東京オリンピックの年から入ったままのオトウこと大野浩がいた。彼らの唯一の楽しみは休憩時間のソフトボール。いまや伝説となっている官懲試合を復活させようと皆ハリキッていた。水田の幼なじみでゲイボーイの川崎健太はかつての野球仲間で“隠し玉のケンちゃん”の異名をもっている。また、自分を語ることのなかった山本は元プロ野球の選手で“黒い霧”事件に巻き込まれて捕まったのだった。強力なメンバーがそろい、官懲試合を求める嘆願書が保安課長の元に届く。そんなとき忠さんがガンで長く生きられないことがわかった。彼の世話でスターとなった飛び魚ミミが刑務所で慰問コンサートを行い、その歌声の流れるなか忠さんの棺は塀の外へと運ばれていった。水田は看守長の鮫津と取り引きに成功し、官懲試合は一旦実現に向かうが、鮫津の裏切りにあい中止になってしまう。面目丸つぶれなのは水田だ。彼は怒って鮫津と殴り合いの大喧嘩をした。山本の仮釈放が決まった。官懲試合は実現できなかったが、彼は看守たちの鼻をあかすためにあることを思いついた。出所したら塀の外から刑務所内にボールを投げ入れるというのだ。塀が高い上に距離は百数十メートルあったが、山本が渾身の力を込めて投げたボールは水田らのいる庭まで飛んできた。そのボールの中には皆の好物の煙草がいっばい詰まっていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1987年
製作国 日本
配給 松竹映像
上映時間 104
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監督

キャスト