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「日本女侠伝 侠客芸者」(1969)

【DVD発売中】

67点67
石炭ブームにわく明治末期の博多。馬賊芸者と評判の高い信次は、男まさりの気っぷと度胸で人気を呼んでいた。鉱業会社社長の大須賀は、土地のヤクザと手を組み炭鉱主にのし上がろうとたくらむが、清吉や信次によって阻まれる。

あらすじ

石炭ブームにわく、明治末期の博多。馬賊芸者と評判高い信次は、男まさりの気っぷと度胸が人気のマトだった。そんな信次に惚れる鉱業会社々長の大須賀は、士地のやくざの親分万場安次郎と手を組み、九州一の炭坑主にのし上がろうとしていた。ある日、料亭に遊びに来た花田炭坑の作業員たちを迎えに来た納屋頭の島田清吉に会った信次は、好意を抱いた。一方花田炭坑をぜひとも手に入れようとする大須賀は、執拗に清吉を口説くが、先代に恩義を感じている清吉は、ガンとして聞き入れない。折から、坂田陸軍大臣歓迎の宴が炭坑主たちの手で開かれ、酒の飲めぬ清吉に代わって、見事に盃を空けた信次は、褒美として大須賀の横面を叩くや、黒田節を舞った。信次に恥をかかされた大須賀は、若松港の仲仕組合長松本を買収し、花田炭坑の石炭積出しをストップさせた。しかし、清吉の誠意に負けた仲仕組合の若い事務員は、組合長の松本を無視して、積出しを約束した。大須賀は最後の手段として、万場組に命じて、花田炭坑にダイナマイトを仕掛け、三人の作業員が炭坑を守って死んだ。三人の通夜の晩、若松から帰った清吉は、色めく作業員たちをしずめ、必死に止める信次をもふりきって、単身大須賀邸へ向った。そして、万場を倒し、全身血みどろになった清吉は、最後の力をふり絞って、大須賀と差し違えた。信次が駆けつけた時は、命を張って炭坑を守りぬいた清吉の笑みを浮べた死体が、冷たく横たわっていた。−−今日もまた、盛大な宴会、その中に、悲しみを秘め笑い、叫び、はやし、そして踊る信次の顔があった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1969年
製作国 日本
配給 東映京都
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