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「エノケンのホームラン王」(1948)

70点70
エノケン映画主演50本記念およびエノケンプロダクションの独立を記念して製作された作品。大のジャイアンツ・ファンの肉屋の店員・健吉と、大のタイガース・ファンの魚屋は犬猿の仲。しかし健吉は魚屋の娘に恋してもいる。やがて彼はジャイアンツにマスコットとして迎えられ、各地を回るが……。当時のジャイアンツの監督・三原修をはじめ、川上哲治ほか選手たちが総出演しているのも見どころ。

あらすじ

叔父夫婦の肉屋の店で働いている健吉は野球がメシよりも好きで巨人軍が大のひいきであり、同じ巨人ファンで自らジャイ床と名のる床屋のおやじとは意気投合しているが、何かというと阪神に肩を持つ魚屋夫婦とは犬猿の仲をなしている。今日の後楽園、巨人阪神戦は健吉が鍋をかぶった妙な応援が功を奏したのか巨人軍が勝ち、意気揚々ともどる健吉とジャイ床。それに引きかえ魚屋のウップンはやるせない。次の試合−−健吉は魚屋夫婦とにらみ合ってラジオを聞くと、巨人が惜敗に終わる。これ見よがしに魚屋の店に出されたスコアボードに、憤激した健吉は店の牛肉を一にぎり魚屋めがけて発止と投げる。ところがねらい外れて魚屋の妹お千代坊に命中。このお千代坊こそ健吉が日ごろひそかに思いこがれているいとしい娘である。お千代とて健吉をにくからず思っているが、こと野球となると犬猿の仲の両家だけに結婚の出来ないのが悩みの種である。健吉のファンぶりに巨人軍の選手たちは好感をもち、ついに三原監督は健吉をマスコットとしてチームに加盟させる。背番号「零」の健吉のマスコットぶりはチームの和に役立ち、巨人の活躍の原動力となるがもちろん試合には一度も出られない。旅先からお千代のもとに届く健吉の手紙の数々を見つけた魚屋夫婦はお千代をきつく責めるが、かえって健吉の純情にほだされてお時はついにお千代の味方となり巨人軍びいきになってしまう。東京にもどった巨人は敗戦つづきで川上の打撃も一向にさえない。健吉はあるとき川上の母親の病気を知りお千代をつれて他の選手には内緒で看護に行く。一方健吉がしばらく顔をみせないので巨人軍はますます不調のうちに、強敵ライオンとの最後の試合にのぞむ、巨人はリードされて最終回、グラウンドにかけつけた健吉より母の病気全快を知って川上は、健吉たちのいるセンター後方めがけて快心のホームランをたたき込む。巨人は勝ったのである。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1948年
製作国 日本
配給 新東宝=エノケンプロ
上映時間 76
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