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「一条さゆり 濡れた欲情」(1972)

【DVD発売中】

77点77
日活ロマンポルノ初期を代表する1本で、成人映画では初めて各種ベストテンに名を連ねた記念碑的作品。引退公演で警察の手入れを受ける、関西の名ストリッパー・一条さゆりを狂言回しに用いて、彼女にライバル心を燃やす踊り子と、いちずに尽くすヒモとの哀歓を中心に物語が綴られていく。俳優・高橋明の歌う猥歌『ナカナカづくし』の流れる中(のちの神代作品にも頻繁に使われている)、ワンピースをだらしなく着て日傘をさす伊佐山と、重い荷物を持ってうしろから付いてくるヒモの粟津を捉えた冒頭のシーンから神代的世界に魅せられてしまう。

あらすじ

大阪の下町野田にある吉野ミュージック劇場での一条さゆりの引退興行には、若いストリッパーはるみも出演していた。はるみはレスビアンショーから脱皮し一人立ちするという目的がある。そんなはるみにはやくざの恋人大吉がいた。はるみはレズショウのコンビであるまりにコンビの解消をせまるが、まりのヒモである男はめしの食いあげだと反対した。一度いいだしたらあとにはひかないはるみに怒った勇は、はるみを殴り倒す。そんな勇を大吉はドスで刺し、刑務所へ入る。やがてはるみは必死にローソクショーに取り組み、一本立ち出来るストリッパーに成長していった。そして吉野ミュージック一条さゆり引退興行へ出演することになったのである。さゆりは次々とおハコを演じ、ラストのオープンをした瞬間、フラッシュがたかれた。曲の終了後、刑事に踏み込まれさゆりは楽屋で逮捕され、はるみもまた逮捕された。現在一条さゆりは引退し、ささやかにすし屋を開きながら、被告として裁判を待っている。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1972年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 69
映倫 R18+
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