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「初恋〈1997年〉」(1997)

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【DVD発売中】

74点74
ウォン・カーウァイが製作を手がけた、奔放な映像タッチの恋物語。DJとして知られるエリック・コットが、3つの異なるエピソードを“初恋“のモチーフで大胆につないでいく。

あらすじ

監督エリック・コットはなぜ自分が映画を作ることになったのかを語り始める。彼はこの映画のタイトルを「初恋」とすることに決めた。プロデューサーであるウォン・カーウァイやスタッフたちのインタヴュー、混乱を極める撮影風景がインサートされる。エリックは没になってしまった企画について語る。やがて夢遊病の少女(リー・ウェイウェイ)と軽く精神を病んだ夜間清掃員の男(金城武)の物語が始まる。夢遊病の少女は毎晩清掃員の男と眠ったまま街を歩き回っているのだが、目が醒めるとなにひとつ憶えていない。彼女はビデオカメラを首からぶらさげて眠ることにした。果たして起きてからビデオを再生してみるとそこにはいつも同じ男の姿が。男は自分と会っている時に少女に目を醒ましてほしいのだがどんなことをしても彼女は起きない。だが睡眠薬を飲んで三日間続けて眠った少女は夢遊病が直っていることに気がつく。それでも彼女は夢遊病にかかったふりをして男とささやかな夜のデートをするのだった。男は少女のことが大好きで結婚式を挙げたいのだが、そのへんになると監督のエリックにはこの男のことを描きにくくなった。まるで自分のことのようなのだ。そこで違う物語を始める。ヤッピン(エリック・コット)とカレン(カレン・モク)は十年前に結婚まで誓った仲なのだが、急に弱気になったヤッピンは結婚指輪を奪って逃げてしまった。そんな彼も今は雑貨屋の主として妻子のある身。ある日カレンは偶然ヤッピンと再会する。何も言わずにコーラを飲むカレン。ヤッピンは彼女が復讐に来たのではないかと悪夢に悩まされる。そんな気持ちの擦れ違いが無言のまま幾度も重ねられ、神経衰弱気味になったヤッピンは妻にあげていた件の結婚指輪をむりやりカレンに渡す。雨の夜、カレンがまたコーラを飲みに来た。何も言わずに立ち去る彼女。机の上には結婚指輪が置かれていた。ヤッピンは十年ぶりに自分からカレンに声をかけた。「この傘でタクシーまで送っていくよ」。監督エリックはまた語り始める。この映画を撮り終えて、自分が監督に向いていないことに気がついた。でも、もしも次に撮る機会があったなら、また自分でドキドキできるものを作ろうと思う。初恋と同じさ、と彼はビデオカメラに向かって感極まり涙を流すのだった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 初纏恋后的2人世界
製作年 1997年
製作国 香港
配給 アミューズ
上映時間 97
公開日 1998年5月23日(土)公開
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