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「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968)

【DVD発売中】

71点71
「風の谷のナウシカ」の宮崎駿、「火垂るの墓」の高畑勲をはじめとして、現在のアニメ界を支える最良のスタッフが、“人間の団結“をテーマに作り上げた名作。深沢一夫の戯曲「チキサニの太陽」をもとに、北欧的なイメージで舞台が設定され、人間の持つ善悪両面にまで踏み込んだ描き方がなされている。それを象徴したヒロインのヒルダに、ファンの人気が集まった。悪魔グルンワルドの脅威が広がる北の世界。父を失った少年ホルスはグルンワルドの誘いを断わり、川のほとりの村にたどり着く。しかしグルンワルドの妹ヒルダは、言葉巧みに村人を操って彼を追放させ、崖から突き落とす。それでもヒルダの葛藤を見抜いたホルスは、太陽の剣を鍛え直し、村人を率いて、とうとうグルンワルドを打ち倒すのだった。製作状況の様々な問題から、多少息つぎの余裕がない箇所があるが、それでも才人たちの能力は十分に発揮され、見ごたえのある仕上がりになった。

あらすじ

昔のこと、寒い北国にホルスという少年がいた。ある日、狩に出たホルスは、狼の大群におそわれたが、岩の巨人モーグに助けられた。ホルスは、そのお礼にモーグが以前から苦しんでいた肩のトゲを抜いてやった。ところがそのトゲは、太陽の剣と呼ばれる素晴らしい剣だったのだ。錆びたその剣をかついで帰ったその夜、ホルスのお父さんは、息をひきとってしまった。ひとりぼっちになったホルスは、仲良しの子熊のコロを連れ、村に出かけたのだがしかしその途中、ホルスは悪魔グルンワルドの使いの大鷲に襲われ、崖から突き落されてしまったのだ。それを救ったのは、鍛冶屋のガンコ爺さんと幼ないフレップだった。元気をとり戻したホルスは、フレップのお父さんを殺した怪魚を、退治したのだ。手下の、大カマスを殺されたグルンワルドは、狼に村を襲わせた。ホルスは狼を追っているうち、廃墟の村を見つけ、そこで美少女ヒルダと出会ったのだが、グルンワルドの妹であるとは知らないホルスは、村にヒルダを、連れて帰った。村では、結婚式が行なわれていた。ヒルダは幸福そうな二人を鼠に襲わせ、ホルスの斧を盗み、村長の席を狙うドラーゴに与えた。ドラーゴは、村長を殺しそこなうと、その罪をホルスにきせてしまったのだ。村人たちにいじめられたホルスは、みんなグルンワルドの仕わざと知って、悪魔退治に出かけていった。このすきに、グルンワルドは村を襲った。一方ホルスは、途中で、ヒルダに襲われたのだが、ホルスはヒルダの剣を叩き落すと優しくヒルダをいたわってやった。ヒルダに人間の心がよみがえったのは、その時だった。ホルスは急いで村に帰ると、太陽の剣を磨きだした。やがて村が、狼や氷のマンモスに襲われた。だがその時、岩の巨人のモーグが太陽の剣に呼ばれて、現われてきた。モーグは相手を粉々にくだいた。ホルスもヒルダから買った空飛ぶ首飾りにのってグルンワルドを追い、太陽の剣で悪魔を滅ぼしてしまった。そしてホルスやヒルダそれに村人たちに永遠の平和が訪れたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 82
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