閉じるボタン

「空いっぱいの涙」(1966)

0点--

あらすじ

売れっ子のギターリスト杉俊介は、殺人的スケジュールに追われ、マネジャー大原容子の傀儡と化した生活を送っていた。東北巡業の帰途、彼は交通事故で失神しかけているアキコを救った。東京では相変らずの喧騒が彼を待っていた。彼は仲間と乱痴気騒ぎの最中、突然アキコの訪問を受けた。そして歌手志望のアキコを説得して田舎へ帰らせようとしたが、駄目だった。ある日彼はアキコを誘って横浜に遊んだ。童心に帰り夢を語るうち、ふたりはいつしか恋を感じ、初めて唇を重ねた。帰宅したふたりに容子は嫉妬の目を向けながら、俊介の母の死を告げた。しかし彼は葬儀に出ようとしなかった。俊介には令嬢岡野美子と婚約した兄昭一がいた。そして母菊江は昭一を偏愛していた。また俊介の出生には、昭一という子があった母菊江を、俊介の父が手ごめにして生ませたという秘密があり、そのため母は、俊介を憎み、それが彼を孤独に追いやっていたのだった。そんな時昭一が土木省の汚職の嫌疑を受けた。容子は昭一に、俊介とアキコを別れさせてくれれば政界の黒幕永井連吉に金を借りてあげると提案した。しかしそれも永井の裏切りで流れた。勤めを辞め婚約を破棄されヤケになった昭一は俊介を訪ねた時、そこにいるアキコを見て襲ったが、帰った俊介にとめられ、俊介の出生の秘密をあかした。信じられない俊介は昭一の言葉に怒り喧嘩を始めた。そこへ俊介にうらみを持つチンピラが押入り、ギターリストの生命である右手をつぶそうとした時、昭一は心を動かされて俊介を助けた。三人はアキコの通報で警察へ連行されたが、間もなく帰された。俊介は念願のリサイタルに大成功をおさめた。田舎へ帰ることになったアキコから楽屋に電話があり、昭一が受けた。しかし昭一はアキコのメモを残し汚職の件で再び連行されて行った。舞台を終えた俊介はそのメモを見ると、遂にギター稼業を捨てる決心で、アキコの列車を追うのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1966年
製作国 日本
配給 松竹
チケット 前売りチケットを購入する