閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「大江戸五人男」(1951)

【DVD発売中】

80点80
松竹映画30周年記念と銘打って製作された時代劇の大作で、伊藤大輔にとっても映画生活30年目の仕事となった。有名な講談に題材を取り、時代劇の大スター・阪東妻三郎と市川右太衛門を配した。映画化にあたっては、これに岡本綺堂の『番町皿屋敷』の主人公・青山播磨の性格とエピソードを盛り込んでいる。徳川家光の治世下の太平の世、冷遇をなげく旗本の不平不満はいろいろの形で現れていた。水野十郎左衛門を組頭とする白柄組が芝居の邪魔をした時、その場を取りなしたのは町奴・幡随院長兵衛。以来、白柄組は幡随院一家を目の仇とするようになった。

あらすじ

武勇を以って徳川側近を護った旗本も、平隱な治世が続くようになってから、冷遇され、その憤懣が色々な形で現われ、水野十郎左衛門を組頭とする白柄組の横暴などもその一つであった。中村あやめ一座の山村座での芝居の邪魔だてをしたとき、町奴幡随院長兵衛が取りなして事なきを得たが、それ以来白柄組は幡随院一家を眼の敵とするようになった。その上、川崎詣りの帰途難儀を救い、食客とした白井權八が吉原で全盛の小紫花魁を白柄組と争い、彼等を敗退させたことが、水野の長兵衛へのにくしみに油をそそいだ。水野は腰元おきぬを寵愛していたが、他に縁談があり、色々と心の迷いに悶々としていた折柄、おきぬが家宝の南蛮絵皿をこわしたことでカッとなり、これを切り捨ててしまった。おきぬの兄魚屋宗五郎は水野の屋敷へどなり込んだが、放り出され、長兵衛へ事の次第を訴えた。長兵衛はいたずらに事を構えるのをきらってこれを静かにしりぞけた。權八は長兵衛のそんな態度にあきたらず、中村あやめに長兵衛の御押しがあるからと偽っておきぬの事を芝居に仕組んで上演させ、旗本の横暴に対する世論をあふったが、そのためあやめは拉致され、水野の屋敷に檻禁された。あやめを引渡すと水野から申入れがあり、子分たちの引とめるのも構わず長兵衛は単身十郎左衛門の屋敷へのり込み、腹を割っての試合にお互いに了解し合うところがあった。しかし長兵衛がすすめられて入浴中、血気にはやった白柄組の一党に押しかけられ、今はこれをそ止すべくもないと悟った十郎左衛門が風呂場の長兵衛を刺したのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1951年
製作国 日本
配給 松竹=松竹京都
上映時間 133
チケット 前売りチケットを購入する