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「東京の暴れん坊」(1960)

【DVD発売中】

90点90
俗に小林旭の“銀座の次郎長“ものといわれる作品の第1作。旭扮する主人公は、銀座のレストラン“ジロー“の若旦那。彼の恋人は、“松の湯“の一人娘で、この松の湯が悪玉一味に乗っ取られそうになり、主人公がやっつける。銀座の商店街の面々と力を合わせて事件を解決するという、ローカル性と明るくコミカルなタッチがなかなか面白い。

あらすじ

銀座のキッチン「次郎」の若主人清水次郎は、パリー帰りのフランス料理の名人で、元レスリング選手の美男子である。銭湯松の湯で彼が鼻うたを歌うと、女湯ではバーのマダム、リラ子や他の女たちが大騒ぎである。松の湯の娘秀子は次郎の大学の後輩である。彼女の一家は、銭湯を改造して大ソープランドを作ろうとする代議士浅井の誘惑をうけていた。浅井の息子隆三は秀子に求婚していた。キッチン「次郎」に、元総理大臣で政界の黒幕である一本槍鬼左衛門がやってきた。新聞記者やお供などが彼を追いかけてきて大騒ぎである。次郎は厳然として彼の非礼をたしなめた。この事件で鬼左衛門はすっかり次郎が気に入ってしまった。翌日ぐれん隊台風くらぶの幹部千吉と小西がが、このことをネタに鬼左衛門をユスリに出かけたが、やってきた次郎に撃退された。キッチン「次郎」は鬼左衛門のきもいりで日本一の料理店に改装された。開店祝いの日、リラ子が店にかけこんできた。次郎は彼女をめぐる三人の男たちの争いをおさめてやった。ぐれん隊の千吉は次郎の部下になった。ある日、女給のトシ子が中村清という男にすてられて自殺を計った。次郎はトシ子をなぐさめ、相手の男を探しに行った。ところが意外に中村は子もちで、女房のいる男だった。だが次郎は、中村が実は身代りの男で、実際のトシ子の相手は浅井隆三なのを見破った。次郎は策を用いて、秀子と隆三の結婚式に身代り花嫁としてトシ子を送りこんだ。一本槍老の計いでトシ子は隆三と結ばれた。浅井代議士は台風くらぶの連中を使って「次郎」の店をこわしたが、一本槍老は、再び丈夫な建物を作ってやると笑うのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1960年
製作国 日本
配給 東宝=日活
上映時間 79
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