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「悪魔の手毬唄〈1977年〉」(1977)

【DVD発売中】

71点71
文明社会から隔離された鬼首(おにこべ)村。この村に代々伝わる手毬唄通りに殺人事件が起こる。どうやら謎はこの村の二大勢力、由良家と仁礼家の確執にあるらしいが、金田一の捜査が進まぬうちに第2、第3の犠牲者が……。今回は犯人探しの面白さよりも、多分に情緒に訴えるストーリーと絵作りが強調されている。中年刑事・磯川のヒロイン・リカに対するほのかな恋心、色を抑えたシックな映像、さらには名作「モロッコ」の部分使用など、監督のセンスがキラリと光る傑作。

あらすじ

古い因襲に縛られ、文明社会から隔離された岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村(オニコベムラ)。青池歌名雄は、葡萄酒工場に勤める青年。歌名雄には、由良泰子という恋人がおり、仁礼文子もまた、歌名雄が好きであった。この由良家と仁礼家は、昔から村を二分する二大勢力であった。しかし、二十年前に、恩田という詐欺師にだまされ、それ以来由良家の、勢いはとまってしまい、逆に仁礼家が前にもまして強くなった。その時、亀の湯の源治郎、つまり歌名雄の父親が判別のつかない死体でみつかった。この事件を今も自分の執念で追いかけているのが磯川警部。磯川は、ナゾをとくために、金田一耕助に調査を依頼する。金田一は、最初に恩田と特にかかわりがあった多々良放庵に会う。その頃、村では大騒ぎ。というのも、別所千恵が、今では人気歌手・大空ゆかりとなり、今日はその千恵の里帰りの日であった。その晩、千恵の歓迎会の時に、第一の殺人事件が起きた。泰子が何者かによって殺されたのだった。そして、泰子の通夜の晩、葡萄工場の発酵タンクの中に吊り下げられて死んでいる文子を発見。この二つの殺人事件には、この地方につたわる、手毬唄の通りに行なわれていることを金田一は発見。そして、文子の通夜の晩、犯人は、千恵に入れかわっている里子を殺してしまう。この犯人は、青池リカで、里子は、母親が犯人であることを知り、千恵の身がわりになったのである。金田一の捜査により、恩田と源次郎は同一人物であることがわかる。そして、恩田=源次郎は、千恵、泰子、文子の実の父親であった。リカは、それらの娘たちと血のつながる歌名雄をいっしょにできないと思い娘たちを殺してしまったのである。リカは、犯行を自供後、沼に入って自殺を測る。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1977年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 144
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