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「フランキー・ザ・フライ」(1996)

50点50
D・ホッパーが映画製作の夢を抱き続けるギャングというユニークな役どころに扮したフィルム・ノワール。ロサンゼルスの裏世界を仕切るサルにコキ使われながら、しがない人生を過ごしてきたフランキー。彼はポルノ監督のジョーイに映画作りへの協力を頼むが、そのことをサルに知られたために悲惨な事件が起こる……。自分をハエ呼ばわりするボスに、映画を作ることで復讐を挑む主人公を、ホッパーが味わい深く好演。彼と心を通わせるポルノ女優にD・ハンナが扮している。

あらすじ

L.A.。フランキー(デニス・ホッパー)はギャングのボス、サル(マイケル・マドセン)の子分。皆に“ザ・フライ(ハエ野郎)”というあだ名でしか呼ばれない。サルの資金源はポルノビデオ。ニューヨーク大学映画科出身だが、今は薬物中毒で借金まみれのジョーイ(キーファー・サザーランド)を監禁状態にして監督をさせている。その現場の主演女優マーガレット(ダリル・ハンナ)にフランキーは恋していた。昔麻薬中毒者だった彼女の今の夢は、ハリウッドの女優になることだ。ある日。ジョーイはフランキーに馬券を買ってきてほしいと頼む。フランキーは交換条件に、自分が脚本を書いて、マーガレット主演のまともな映画を撮りたいと提案。ところが、フランキーはレースに遅れて、馬券は買えずじまい。そこでサルから偽って金を借り、ジョーイに渡した。だが、ジョーイの助手がビデオデッキに隠された金を見つけ、さらにフランキーらを監視していたサルの右腕ヴィック(デイトン・キャリー)のせいで、フランキーらの計画がバレた。サルはマーガレットに麻薬を打ち、ジョーイの片目を潰させて追い出した。自暴自棄になったマーガレットに会ったフランキーはショックを受け、復讐を誓い、計画を立てた。ジョーイの助けを借りて、自分が監督・主演する映画の中でサルを殺すというのだ。フランキーはジョーイから頼まれた二度目のレースで、勝ち馬を当てて大金を得ていた。彼はその金とメッセージビデオをマーガレットに送った。作戦開始。夜、フランキーはサルを高速道路の下に呼び出し、おとし穴に落とそうとしたが、自分も一緒に落ちてしまう。格闘の末、フランキーはサルを石で殴り、銃を奪って射殺した。すべては秘密で、ヴィデオカメラだけが見ていたはずだった。ところが実は一分始終を見ていたヴィックが、フランキーの背後に。ジョーイは望遠レンズで見ていたが、遠すぎて手が出せなかった。中央駅。ヴィックがトランクを空けると、中から耳だけ撃たれたフランキーが。ヴィックはフランキーに自分がサルを嫌っていたこと、彼の亡き後は自分がボスを継ぐことを明かし、「何か別の名前でも考えるんだな」と告げて、彼を解放した。「耳がないからヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、ヴィンスなんてどうかな……」フランキーは独り言をつぶやいて、マーガレットのいるシカゴへと向かった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 THE LAST DAYS OF FRANKIE THE FLY
製作年 1996年
製作国
配給 ケイエスエス
上映時間 96
公開日 1997年5月10日(土)公開
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