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「喜劇 女は度胸」(1969)

【DVD発売中】

68点68
「男はつらいよ」の第1作をはじめ、山田洋次のいくつかの作品の脚本共作者であった森崎東が、山田洋次の原案に基づいて撮り上げた監督デビュー作。働かずに酒に酔っては寝転がっている父、不機嫌な顔で黙々と内職を続ける母、荒っぽいダンプカーの運転手の兄、気弱な自動車修理工の弟からなる桃山家で、兄と弟のそれぞれの恋人が取り違えられることから起こる、下品だが活力あふれる騒動。ささいな言い争いが一気にエスカレートして、怒りを爆発させてドタバタに至る親子ゲンカの場面はもちろんのこと、そんな男たちの怒声を吸い込んでも動じない女たちのバイタリティーも印象的。

あらすじ

桃山学は自動車修理工で、夜間大学の受験勉強に励んでいる。というのも、父泰三は怠け者だし、母ツネは働く以外は生きる術を知らないし、ダンプカーの運転手をやっている兄勉吉は衝動的な若さを爆発させる動物のように思えたからだった。学はこんな人間の集った桃山家を「家庭」だとは思わなかった。彼は白い柵に囲まれた小さな芝生の庭のある「家庭」を夢みている。そんな学が恋をした。彼女の名前は白川愛子、学は愛子にゲーテの詩集を贈り、二人で別の世界を築いてゆこうと心に決めた。そんなある日、勉吉が見覚えのある詩集を持って帰って来た。勉吉は酒くさい息で「あんないい子がコールガールやってんのかな……」と囁いた。学の疑惑に苦しめられる毎日が始まった。学は連れ込み旅館で問題の女に逢った。その子は愛子ではなかったが、友達からあの本を借りたという。学はホッとしたものの、恋人の仲間にこんな女がいるかと思うと気が狂わんばかりだった。学の苦しみを見て泰三は愛子の友人笑子に会った。この一件より勉吉は泰三と大喧嘩し、学も笑子とつき合っている愛子と絶交してしまった。それからというもの、泰三も勉吉も学でさえも寝るため以外には家に戻らなくなった。そんなある日、愛子と笑子が訪ねて来た。愛子は学と、笑子は勉吉とよりを戻しにやって来たのだ。二人を迎え入れたツネは、いつになく優しく「うちの倅と結婚してくれないかね……」と頼むのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1969年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 90
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