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「夜半歌聲 逢いたくて、逢えなくて」(1995)

【DVD発売中】

87点87
「オペラ座の怪人」を下敷きにしたサスペンス・タッチのラブ・ストーリー。舞台俳優に扮するL・チャンの甘い歌声が、悲しくも美しい愛の物語を彩る。1930年代の北京。火事で荒れ果ててしまった劇場にやって来た劇団員ウェイチンは、そこで不思議な歌声を耳にする。気になって管理人に尋ねると、彼は重い口を開き始める。それは、激しく愛し合いながらも引き裂かれた、人気俳優と財閥の令嬢の身に降りかかった10年前の悲劇だった……。ビデオ発売時タイトルは「夜半歌聲 ファントム・ラヴァーズ」。

あらすじ

北京。36年。古びたオペラハウス。そこを設計したことでも知られるかつての名優ソン・タンピン(レスリー・チャン)を尊敬する、貧乏劇団の若い劇団員ウェイチン(ホアン・レイ)は、夜、謎の歌声を聞く。管理人のマー老人(張正元)は彼に尋ねられ、歌声の秘密を語る……。10年前。『ロミオとジュリエット』で国内で注目されたタンピンは、彼の熱狂的ファンである財閥・ドゥ家の娘・ユンエン(ウー・チェンリン)と愛しあっていた。だが、格式高いドゥ家は二人の交際は決して許さず、ユンエンを土地の実力者・ツァオ所長の息子シュン(ロイ・ゼットー)との婚約を決めた。ユンエンは婚約の宴会を抜け出して劇場へ。「満月のたびに君のため歌を歌おう」タンピンは約束する。だが、二人の逢瀬は続かない。ユンエンは軟禁され、ツァオ家の手先が劇場を襲撃、タンピンの顔に硫酸を投げつけ、劇場は火が放たれた。絶望したユンエンはツァオ家に嫁ぐが、処女ではなかったので離縁。ドゥ家は北京を去り、タンピンは死んだと言われ、ひとり残されたユンエンは狂い、以来、満月のたびに劇場に現れるのだ……老人はそう語った。一方、ウェイチンらの芝居は不入り。めげるウェイチンの前に黒装束の怪人が現れ、「ロミオとジュリエット」の脚本を渡す。「これを演れば当たる。私はソン・タンピンだが、会ったのは秘密だ」劇団は息を吹き返した。満月の夜。劇場に現れたユンエンの前で、ウィエチンは歌う。あの火事の時に負った傷のため、恋人を目の前にしながら近づくこともできず、煩悶するタンピン。一方、ウェイチンの恋人ランディエは、劇団の命令で、何とあのツァオ・シュンの相手をさせられていた。傍若無人のツァオは町でユンエンを見つけると、暴行を加えた。ウェイチンはそれを救うが、それがもとでツァオから狙われることに。深夜。ついにユンエンとの再会を遂げられたタンピンらをツァオが襲うが、タンピンは逆襲。行方不明になった息子を探してツァオの父がウェイチンを逮捕するため劇場に乗り込んでくる。その時、タンピンは姿を現し、観衆の前でツァオの息子をつるし上げ、ツァオ家の積年の大罪を告発。ツァオ父子は捕えられた。かくして、タンピンは長年の苦しみのために失明したユンエンと、彼女が亡くなるまで再び添い遂げたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
原題 夜半歌聲/THE PHANTOM LOVER
製作年 1995年
製作国 香港
配給 アミューズ
上映時間 98
公開日 1997年2月8日(土)公開
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