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「八つ墓村」(1996)

61点61
1970年代後半に「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」など5作の横溝正史原作をヒットさせた市川崑監督が、再び横溝原作に挑戦した作品。400年前、毛利家に追われた8人の落武者を、懸賞金目当てに惨殺したことから名前が付いた八つ墓村では、落武者の祟りが言い伝えられていた。そこに招かれた辰弥は、八つ墓村の資産家・田治見家の遺児であり、田治見家を支えてくれと頼まれる。辰弥は、双子の老婆、当主である兄の久弥、姉の春代ら田治見家の人たちに温かく迎えられるが不安を感じる。そして、それは的中し、久弥が毒殺され、続いて第2、第3の殺人が起きる。犯人も動機もわからぬまま、村人たちは祟りだと恐れ始める。そこへ、探偵・金田一耕助が現れ、一つ一つ謎を解き明かしていく……。

あらすじ

昭和24年、神戸、母・鶴子を失い天涯孤独の寺田辰弥は、母方の祖父・井川丑松の訪問を受けた。諏訪法律事務所で丑松と面会した辰弥は、自分が岡山と鳥取の県境にある八つ墓村の、400年も続いた資産家・田治見要蔵の遺児であることを知らされる。田治見家の使いでやって来た未亡人・森美也子の案内で村を訪ねた辰弥は、田治見家の後継ぎになるように言われ当惑した。そんな彼に濃茶の尼という老婆は、辰弥がこの村に入ると八つ墓明神の祟りがあると予言する。八つ墓明神とは、永禄9年、毛利一族に追われてこの土地に逃れて来た尼子の落武者8人の祟りを恐れた村人が建てた8つの墓のことで、かつてこの村では、尼子の残党をかくまっていた村人たちが毛利側の懸賞金に目がくらんで彼らを裏切り、裏切りの首謀者であった田治見庄左衛門が後に発狂して村人7人を惨殺、自らも首をはねて死ぬという事件が起きていた。辰弥の身を案じた諏訪弁護士に依頼された探偵・金田一耕助が村を訪れた翌朝、辰弥の腹違いの兄・久弥が毒を盛られ、金田一は早速、事件解明に乗り出した。そんなころ、辰弥は村の鐘乳洞の中で要蔵のミイラを発見する。大正末期、鶴子を溺愛した要蔵は、彼女を土蔵に拉致して折檻していた。すきを見て逃げ出した鶴子を村人がかくまったと思い込んだ要蔵は突然発狂し、村人32人を惨殺したのである。久弥の通夜の晩、濃茶の尼が殺され、岡山県警の等々力警部は行方不明になっている要蔵の弟・九野医師を容疑者として捜査を開始するが、要蔵の叔母で双子の老婆の妹・小梅がさらに殺され、九野の毒殺死体も見つかったため、捜査はふりだしに戻った。辰弥の部屋の屏風から鶴子と亀井陽一郎という男の写真を発見した金田一は、亀井の素性を求めて岡山へ赴き、鶴子が要蔵の愛人にされる前に亀井の子を宿していたことをつきとめる。八つ墓村では小梅の姉・小竹と久弥の妹・春代が新たな犠牲者となっていた。岡山から戻った金田一は、真犯人は森美也子だと推理する。彼女は以前から想いを寄せていた要蔵の甥・慎太郎に財産を相続させようと、遺産の相続人をひとりずつ消していったのだった。辰弥が要蔵の遺児ではないことが明らかになった今、全てを白状した美也子は服毒自殺した。慎太郎と妹の典子は遺産の相続を放棄して大阪へ出ることになり、辰弥も神戸へと帰った。すべてを解決した金田一耕助もまた、風まかせの旅へ向かう。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1996年
製作国 日本
配給 東宝=角川書店=フジテレビジョン
上映時間 127
公開日 1996年10月26日(土)公開
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