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「ミッドサマー ディレクターズカット版」(2019)

異文化との遭遇

70点70点   2020/3/31 00:00 by ぱおう

コロナ騒動で日曜日にも関わらず劇場は閑散。
それでも、本作は二十人近く入っていました。私は後ろから2列目の席。なぜか、最後列には5組10名くらいの人たちが。このアンバランスな座席分布は何? コロナ除けのおまじないか何かでしょうか?

さて、本作は通常版147分1,000円(プレミアム会員料金)にするか、ディレクターズカット170分2,000円(割引なし)にするかの選択から入ります。
私は長尺好きなので、奮発して後者に。
(T34で、後から完全版が上映されることになって悔しい思いをしているのもあります。)
観終わって、この選択は正解と思いました。それなりに満足のいく作品でしたが、1回観れば十分でしたので。

結構グロい死体が出てくるのと、それほど過激ではないエロい場面があるのがR18+の理由でしょうが、「コワ〜い体験ができ」るかどうかは怪しいです。どちらかと言えば、明るい陽射しに照らされた美しい夏の風景にも関わらず、異文化らしさが薄気味悪い感じでしょうか。

ホラー映画を期待すると、肩透かしになるかもしれません。むしろ、世界のどこかにこのような異質な古代文化が生き残っていてもおかしくはないという怪しい現実感が、独特の味わいを醸し出しています。
まるで、シュルレアリスムの絵画を見た時のような、美しさと怖さが同居した感触です。

それにしても、衣装といいストーリーといい、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」を想い起こしました。さすがに、夏の物語である本作では使われていませんでしたが。

美しい白昼夢と予期不安...

より面白くなった