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「サラブレッド」(2017)

ただアニャ萌えのため

60点60点   2020/3/27 00:00 by くりふ

レンタルで。劇作家出身監督あるある映画に仕上がっていた。適度にクールで丁寧なスリラーだが、適度に退屈。金持ち一家の話、余所余所しく人間らしい結びつきがない連中で、死のうがどうなろうがどっちでもいいや、という気にさせられる。ただ、娘のアニャ・テイラー=ジョイだけは生々しくて、彼女の生物感だけにはただ惹かれる。

シュモクザメ顔のアニャちゃん、相変わらず不思議ちゃんな実在感。常に濡れているような…いや、アッチの話ではなく、ずっと水気滴る感じがある。ただ乾燥するオリヴィア・クックとの水分対比が面白い。で、あの'50sアメ車ヘッドライト的お目目配置は、やっぱりインパクトあるわ。アップのショットなんか、福笑いの失敗みたいで戸惑う。

ラストの大出血サービスも、やはり水分量の対比になっていて、どうもそういう少女たちの生物差をやりたかったような気はする。気取ってスリラーなんぞにせず、どぎついホラーでよかったんじゃないか。

アントン・イェルチンはこれが遺作らしいが、最後がこの役か…

アニャ萌え映画としては見応えあり。彼女は今後の活躍も楽しみ!

ぼやけていた