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「アルキメデスの大戦」(2019)

なんでああなるのか?

50点50点   2020/3/15 00:00 by jimmy09

山崎貴監督らしいVFX技術が光る映画であり、「数学は日本を救えるか」だったかの予告編からは想像できない反戦映画だったと思う。
ただ、戦艦撃沈シーン、戦争前に戦火の想像するシーンなど確かに見事なCGなのだが、本作において「山本五十六役が舘ひろし」であるのを見た時には「あ〜ぁ、現代で山本五十六を選ぶと彼になるのか…、昭和だったら三船敏郎とか丹波哲郎など大物役者がたくさん居たのになぁ〜」と思ってしまった。本作の彼も悪くはないが、大物感が不足という面は否めない気がした。また山本五十六だけでなく、軍部中枢の役者が小林克也・橋爪功などであるあたりも個人的にはチョット違う気がしてしまった。

さて、映画は冒頭いきなり戦艦が沈む派手なシーンから始まる。そして過去に遡り、国の税金を使ってアメリカ相手に戦争しても到底敵わないと思っている海軍将校もいる中で、「戦艦建造派vs航空母艦建造派」の計画議論が行われていた。
戦艦は膨大な費用がかかるので、今後の空中戦に備えた航空母艦を推す山本五十六が数学の天才を引き入れて戦艦見積り額の嘘を暴こうとしていくが……。

原作未読であるが、物語が結局歴史に沿ったものになるのは仕方ないにしても、すると何故こうした映画が作られたのか?…が疑問となる。
何故、結末がああなるのか?

戦艦大和を描いた映画は多数あるが、近年では佐藤純爾監督の『男たちの大和/YAMATO』が「戦艦大和を舞台にしたリアル映像と人間物語が融合した傑作」であっただけに、本作の言いたいところが自分には伝わらなかった。
山崎貴監督が、お得意のCG映像を見せたくて作ったようにも見えてしまう作品だった。

なお、本作で多分初めて見た浜辺美波という女優は可憐だが一生懸命な感じで好感度高い。

<映倫No.121808>

ナイスコンビ!

してやられた感がスゲー