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「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」(2018)

ドランらしさ満点

60点60点   2020/4/17 00:00 by ハナミズ

夭逝した人気俳優ジョン・F・ドノヴァンの人物像を交流のあったルパート少年との手紙を通して浮かび上がらせる。
このところ自身の監督作にはあまり出演しない若き才人グザヴィエ・ドラン。
代わりと言ってはなんだが、初の英語作品だからかナタリー・ポートマン、天才子役ジェイコブ・トレンブレイをはじめ豪華キャストが揃う。

一見謎解きを掲げているように見えるが、ジョン・F・ドノヴァンよりもルパート少年が主役。
毎度のことながら母親と息子の問題が横たわる。
その点も十二分にドランらしい映画と言えるが、(以前にも書いた覚えがあるが、)そろそろこの題材から離れてみる時が来ているのではないだろうか。
映像に力があり、どのショットも魅せるのだが、テクニックが先行しているようで内容が薄く感じたのが気がかり。

『マイ・プライベート・アイダホ』へのオマージュシーンに込められたドランの想いは伝わる。

グザヴィエ・ドラン節満...