「誰も知らない」(2004)

【DVD発売中】

76点76
今年のカンヌ映画祭で、柳楽優弥が最年少で主演男優賞を受賞した注目作。1988年に実際に起きた事件をモチーフに、母親に捨てられた4人の幼い兄妹の姿を描く。四季を通して兄妹たちを静かに見つめていく独自の手法。そのドキュメンタリー・タッチの映像は、瑞々しくも痛切に彼らの心情を浮き彫りにする。

あらすじ

秋。2DKのアパートに、母親のけい子と、12歳の明を筆頭に京子、茂、ゆきの4人の兄妹が引っ越して来た。子供たちは、それぞれに父親が違い、学校にも通ったことがなかった。ある日、けい子が20万円の現金と明に「妹弟たちを頼む」とのメモを残して姿を消した。それから1カ月、4人での生活を続けていた子供たちの前に、ふいにけい子が戻って来る。「どこへ行っていたのか」と尋ねる明に、「仕事で大阪へ行っていた」と嘯くけい子。そして再び、彼女は「クリスマスに戻る」と言って部屋を出て行った。しかしそれ以後、約束のクリスマスやお正月が過ぎても、けい子は帰って来なかった。母親に捨てられた。そう気づいた明は、妹たちにそれを悟られないよう生活を続けていこうとするが、やがて金も底を尽き、電気や水道も止められてしまっては、やりきれなさから妹弟たちに辛くあたることもあった。そんな中、ゆきが椅子から転落して死んだ。公園で知り合った不登校の少女・紗希の力を借りて、ゆきといつか飛行機を見に行こうと約束していた羽田へ向かった明は、そこに彼女の遺体を埋葬すると、アパートへと戻り、遺された妹弟たちとの生活を再開する。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2004年
製作国 日本
配給 シネカノン=「誰も知らない」製作委員会
上映時間 141
公開日 2004年8月7日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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