「バースデイプレゼント」(1995)

【DVD発売中】

51点51

あらすじ

全日空のスチュワーデスとして働く秋子は、エリート弁護士・黒木との結婚を間近に控え至福の日々を送っていた。しかし、7月14日の秋子の誕生日の晩、待ち合わせたレストランで黒木は、突然婚約を解消したいと一方的な別れを告げた。傷心の秋子は空港へ向かい、そのまま空いている便に飛び乗る。旅行代理店のツアーコンダクター・福田正吉は勤続8年にして、いまだペエペエの平社員。ラーメン屋を営む父・福太郎とふたり暮らしで、さえない毎日にタメ息ばかりついていた。仕事でパリに来ていた正吉と、そんな秋子が出会ったのはパリ、セーヌ川のほとりだった。橋の上で泣いている秋子の姿を見かけた正吉はハンカチを落としたふりをして話しかけ、自分はパリ在住の画家だが、あなたの笑顔とこの絵を交換しましょうと、他人が描いた天使の絵をプレゼントしてしまう。「あなたは私の34番目の恋人よ」という秋子の嘘に一度は彼女をあきらめかけた正吉だったが、結局あきらめることはできなかった。「君の誕生日、7月14日はパリ祭です。もし来年のパリ祭もひとりぼっちだったら、またセーヌ川で会いましょう」という正吉の言葉に心を揺らしつつ日本に戻った秋子は、しばらくして偶然に正吉と再会する。正吉を本当の画家だと信じこみ名前を尋ねる秋子に、正吉は初めは自分の名刺を差し出すが、旅行代理店に勤務していることを隠すために慌ててそれは友人の名刺だと言い、パリに住む友人の今井武志の名を語って、個展を開くために日本に来ていると嘘を重ねた。正吉は父親に借金をして、今井や画家の森崎に協力してもらい、秋子を喜ばすためだけに偽の個展を開く。が、今井の母が知人を連れて展覧会の会場にやってきたことから全てがばれてしまい、正吉は今までついてきた嘘の数々を正直に告白した。傷ついた秋子はあやまり続ける正吉に心を閉ざし、正吉は今度は本当に自分の力だけで大きなキャンバスに秋子の肖像画を描き始めた。そして翌年のパリ祭の日、来るはずがないと思いながらもセーヌ河沿いをとぼとぼと歩く正吉は、途中あきらめて近くのバーへ立ち寄る。今井の勧めでもう一度、夜遅くセーヌ河に戻った正吉は、橋を挟んで反対側から走ってくる秋子の姿を見つけた。河に浮かんだ船の上には正吉の描いた秋子の肖像画がライトに照らされていた。二人は橋の上でかたく抱き合うのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1995年
製作国 日本
配給 アミューズ=フジテレビジョン
上映時間 106
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