「やくざ坊主」(1967)

0点0
とことん強い破戒坊主が、岡場所近くの寺に住みつき、地元のヤクザを追い出して好き勝手し放題。寺を連れ込み宿にするのは序の口で、本堂を賭博場にする始末。その頃役人と結託した井桁一家が岡場所を狙っていた。勝新の個性を生かしたピカレスク・ロマン。

あらすじ

江戸のあるボロ寺に、刺青をした破戒坊主、竜全が転りこんで来た。たまたま、その寺で、聖天一家と蛇の目一家の出入りがあり、聖天は相手を全滅させて岡場所の縄張りを握ったが、竜全はその聖天に会い、縄張りをゆすった。怒って斬りかかる聖天を、竜全はあっさり火箸で片づけてしまった。二組のやくざを消した竜全は町の人気者になり、早速、売れっ妓のお辰に言い寄ったが、汚い格好の竜全に、お辰は振り向きもしなかった。竜全は次の日から、寺男の権六、島破りの三次を使って、寺で連れ込み宿を開業、そのうえ、ゆすり、賭場の開帳と、悪徳商売を始め、大儲けをした。小判の顔を拝んだお辰は、今度は前とは打って変り、竜全に対しては愛想がよかった。ある日、岡場所に目をつけた第三のやくざ井桁一家が、ひそかに機会を狙い、竜全に近づいてきた。そして竜全の所業を見て寺社奉行に密告、彼を捕えさせようとしたが、竜全は咄嗟の機転でその場を逃れた。そんなとき、金貸しに騙されて身を売ろうとしたお鶴を助けた竜全は、代償に彼女の身体をいただいたのだが、やがてお鶴は、権六の隠し金を盗んだ三次と共に寺を去った。一方、竜全は、井桁の用心棒柏に狙われ、また同心近藤の追及に商売もうまく行かなくなってきた。そのため、近藤の不正を探し出して脅したが、近藤を操っているのは処刑されたはずの大悪党猪八であり、猪八とは女郎屋巴屋の勘助の正体と知った。近藤はやがて猪八に殺され、悪徳坊主竜全は岡場所と寺を賭けて猪八、井桁、柏と対決することになった。竜全は、傷つきながらも、彼ら一味を倒したのだが、次の朝、役人たちの手で岡場所も、寺も立入禁止にされてしまった。再び無一文となった竜全は権六と共に新規まきなおしを計ってこの町を去っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1967年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 84
カテゴリ バイオレンス
チケット 前売りチケットを購入する