「続やくざ坊主」(1968)

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前作のヒットにより製作された続編。今回は房総のとある門前町が舞台で、金座の利権に群がる悪党相手に乞食坊主・竜全が大活躍。勝新の出世作「不知火検校」に明朗さをつけ加えた破戒坊主ぶりがなかなかいい。海女の品定めシーンなど、エロティックな見せ場もある。

あらすじ

竜全は房総のある門前町にやってきた。狙いは、日本中の小判を作る金座五藤の主人伝八郎と、江戸新川の顔役東兵衛の一行である。堅気の大旦那とやくざの大親分という組合せに、何か裏があると睨んだのだった。竜全は勝手に自分を追ってきた半助を子分にしていた。伝八郎一行が、人肌救世観音像を擁する西念寺に泊っていることを確めた竜全は、ひとまず半助とともに、士地の顔役源十の賭場に繰りこんだ。賭場には東兵衛の女お紺がいた。竜全は有金を全部すってしまったが、賽がしかけものだとは見破っていた。座がお開きになったあと、イカサマ賽をネタに源十をゆすった竜全は町一番の旅籠屋にタダ泊り。ちょうどお紺もそこに泊っていたことから、竜全は東兵衛の留守にお紺を口説いた。一方、伝八郎が西念寺を訪ねたのは先代の法要のためだということだったが、智念上人、東兵衛とは悪事の仲間、先代を殺して金座を手に入れるのに彼らの力を借りたのだ。その秘密を知っているのは、先代の娘お露ただ一人で、行方不明だった。そんなとき竜全は、たまたま先代五藤の娘お露と名乗る女に会った。彼女の話から、伝八郎が西念寺で先代を毒殺したことを知った。しかし竜全が念のために、半助に命じてこの娘の身許を洗ってみると、本物のお露は既に死んでいるということだった。一計を案じた竜全はやがて、江戸で行なわれた、伝八郎の家督相続襲名式に乗り込んだ。そして、誰もお露の顔を知らないのをよいことに、偽者お露をネタに大芝居を打ち、まんまと一万両をせしめた。しかしその夜、東兵衛は大勢の子分を使って竜全を襲った。この斬合いの中で、竜全は東兵衛を斬り、お露と伝八郎も死んだ。そして、背後の捕方たちの声にふり向きもせず、また江戸を離れていくのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 80
カテゴリ 仁侠/時代劇
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