「拳銃0号」(1959)

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アメリカ人の観光客が落とした一丁の拳銃が、屑屋から始まりギャング、スリ、尼そして最後は心中しようとする若いカップルと、幾人もの手を転々としていくという一種のオムニバス形式の意欲作。出演場面は少ないが、赤木圭一郎の本格的なデビュー作である。

あらすじ

国際観光ホテルに着いたアメリカ人エリックは、護身用のコルトを紛失した。ボーイに探させたがみつからなかった。それを発見したのは屑屋の久平で、さっそくチンピラの松公に売った。これを麻薬密輸団のボス西川が買取った。乾分の関口が西川の情婦トミと密通した。西川は健に命じて例のコルトで関口を射殺するよう命じた。深夜の操車場、健は関口と対した。ギャング仲間の掟通りに、コルトに実弾を一発だけ入れた。そして四発撃って、その中に実弾が入っていなければ、関口の命は助かるのだ。コルトは火を吐かなかった。健は関口を逃した。西川はこれを知って怒った。健と関口を捕えて、二人をトミの眼前で射殺し、彼女をベッドに引きずりこんだ。翌朝、トミに射殺された西川の死体がベッドの上にあった。トミは地下鉄に乗った。トミのハンドバッグからスリがコルトを掏った。が、彼女に気づかれて、スリはそばの尼さんの持っている箱に隠した。尼さんは遊園地の孤児を慰問に行く途中だった。コルトをもらった孤児は、オモチャと間違えた。安全弁がかかっていたので事故は起きなかった。子供はコルトを何処かに落した。それを拾ったのがアプレの麻美と五郎。夕方、うらぶれたバイオリニストの木崎はケースからコルトを発見した。五郎たちが警官に追われて入れたのだ。木崎が自殺しようとした時、職がみつかりコルトをタクシーの中に捨てた。このタクシーに乗ったのが浩一と笑子。二人はコルトをもってダンスパーティに行った。踊っているうちにコルトが落ちた。足に踏まれて暴発、パーティは大混乱、酔った青年が窓からコルトを投げ捨てた。その夜、国際観光ホテルの一室で、義雄と和子が結婚を反対されて心中しようとしていた。拾ったコルトで。運命の一瞬、コルトの引金を引いた。カチッ!すでに弾はつきていた。しかし、それが若い二人に生きる力をつけさせた。コルトは海に投げられた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 53
カテゴリ アクション
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