「“キャンパス一一〇番“より 学生野郎と娘たち」(1960)

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曽野綾子の小説『キャンパス一一〇番』を「豚と軍艦」「若者たち」「私が棄てた女」の名脚本家・山内久が脚色、中平康が監督した諷刺喜劇。芳土大学に在籍する新劇の演出家を夢見る山本、オートバイを貸して稼ぐ吉野ら男子学生と行動派のノエミ、バーでアルバイトをする晃子ら女子学生の姿を描き出す。中平康が当時の学生気質をユニークなタッチで表現している。

あらすじ

芳土大学にはさまざまな学生たちが在校していた。たとえば−−新劇の演出家を夢見る精神分裂気味の山本、オートバイを賃貸して稼ぐ吉野、麻雀にあけくれる黒川、ガリ勉で恋人の晃子をもかまわぬ奥山らの男子学生。お節介焼きで行動派のノエミ、冷酷な高利貸怜子、バーでアルバイ卜をする晃子らの女子学生。ある日、山本はノエミらの攻撃にあってタジタジとなっていた。彼女らに出資させて作ったフィルムがオジャンになったからだ。その上山本は下宿の間代の抵当代りに娘婿にされてしまった。しかし、山本は浮気な妻を監視しながら“呪いの青春”の著作に懸命だった。吉野はイタリーに出稼ぎに行くという。奥山は就職運動にヤッキだった。一方女子学生たちは、寮の盗難事件で議論をたたかわしていた。ノエミと晃子は火花を散らした。ムシャクシャした気持のままバイト先に出かけた晃子は、ドラ息子靖夫に暴力で処女を奪われた。その日から、彼女はすさんだ生活を送るようになっていった。卒論の季節がきた。就職が決まってのんびり卒論にかかる奥山、その奥山に黒川は三万円でテーマを売ってくれと泣きついた。山本が駈けこんで来た。妻に逃げられたという。しかし、完成した“呪いの青春”を聞いてあげるというノエミの言葉に、彼は得意の熱弁をふるった−−黒川と奥山は卒論の完成を祝してある料亭にいた。ご機嫌になった二人はコールガールを呼んだ。その中に晃子がいた。恋人奥山に恥ずべき姿を見られた晃子は、靖夫の部屋を訪れ、彼を殺して自らもガス栓をくわえた。−−はたしてどの学生が正常なのか、どの学生が狂っているのか。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1960年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 90
カテゴリ 青春ドラマ
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