「大日本コソ泥伝」(1964)

0点--
『どてらい男』など上方根性もので知られる花登筐原作・脚本による、関西お笑いスター総出演の喜劇。名門の怪盗石川二十五右衛門の跡目(二十六右衛門)を狙って、日本全国からはせ参じたコソ泥たちが豊臣秀吉の末裔の持つダイヤを盗もうと繰り広げる珍騒動の数々。果たして最後に笑うのは誰か。

あらすじ

忍者スタイルに身を固めた怪盗石川二十五右衛門は、豊臣秀吉の末裔徳兵衛氏の持つ千成ダイヤを狙って忍びこんだが、無念にも非常警報器が鳴って、ほうほうのていで逃げ帰った。肝腎の右手を負傷した二十五右衛門は、連絡係の藤四郎の力を借り、石川八人衆の乾分を集めた。日本各地から馳せ参じたのは、東京代表タワーの高井、モノレールの又刈、大阪代表の道頓堀のドブ之助、釜ケ崎のナべ吉、おらがのズロ吉、んだの金六、メザシ、フグという面面。二十五右衛門は、今日から三日目の丑満時までに千成ダイヤを盗み出した者に、石川二十六右衛門を襲名させると宣言し、泥棒コンクールの幕はおとされた。ドブ之助、ナべ吉組はトイレの汲取口から家に入り、ダイヤを戴き、ズロ吉、金六組は、徳兵衛の息子太郎を誘拐し、身代金としてダイヤを戴く寸法。高井又刈組は、007を気どってイキなムードで徳兵衛の二人の娘次子、末子を誘惑して手に入れる。フグ、メザシ組は大地下道を掘りぬき、ダイナマイトでドカンとやった所でダイヤを戴くという仕掛け。だが実際は、計算通りにことが運ばずみんなさんざんなめにあった。ドブ之助とナべ吉は、逃げる途中隠居婆さんきくの室に転がりこんだ。そしてあのダイヤは、貪欲な徳兵衛に横取りされてはいるが、本当は正当な跡取りのしのにゆずられるものだと聞かされた。そして、女中同様に使われるしののため、ダイヤを奪ってくれと頼まれる始末。一方ズロ吉も金六も、日頃の間抜け振りを発揮して、さんざん苦労した。またムード作戦方は、タレント会社からギャング役者を借りては来たものの、女形上りや、老優、化け猫名人の三人で高井らは逆に次子らに助けられるはめとなった。ともかく千成ダイヤを目指して、コソ泥競争は佳境に入って来たが、この争奪戦をよそに一人ほくそえむのは、高祖五右衛門だけであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1964年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 94
カテゴリ コメディ
チケット 前売りチケットを購入する