「三人の女 夜の蝶」(1971)

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青江三奈の歌『昭和おんなブルース』をモチーフとした、流転する女の悲恋ドラマ。北海道の田舎町で、恋人とデート中のところを、ヤクザ者の英次に襲われた綾子。噂が広まり、町にいられなくなった彼女は、東京のバーのホステスになる。宝石商・石塚の慰めで綾子は立ち直るが、ある日、英次と再会する。

あらすじ

冷たい粉雪が舞う北海道の田舎町。結婚式を真近に控えた森川綾子は、婚約者西山とのデイトに向う途中、あとをつけてきたヤクザ風の若い男に襲われた。英次という東京のヤクザだった。噂はたちまち社内にひろまり、西山も綾子のもとから去っていった。この狭い田舎町ではもはや綾子の身の置きどころはなかった。そして一年後の東京・新宿の盛り場。美人歌手美奈子のいる一流クラブ「四季」に、ホステスに身を転じた綾子の姿があった。暗い過去を忘れたい。綾子のそんな願いもこの世界ではたわごとにすぎなかった。サラリーマン、土地成金、ヤクザ、それにからむ女がうごめきひしめきあっていた。誘惑も多く、綾子はすっかり自信をなくしていた。しょげかえる綾子をなぐさめたのは石塚という宝石商を営む、店の常連客だった。石塚は、機会があるごとに、サパークラブ、食事、映画へと綾子を誘うようになった。綾子はやっと倖せを取りもどすかに見えた。だがそれも束の間、綾子は自分の一生を狂わせた憎い英次を目撃してしまった。綾子は再び激しいショックに襲われた。英次は、錦糸町花井一家の幹部で、新宿の矢野組の動向をさぐりに来ていたのだ。やがて縄張り争いが始まり傷を負った英次が、「四季」のホステスあけみの手によって、綾子のアパートに運び込まれた。英次は綾子に愛情をうちあけた。綾子の眼からとめどもなく涙が流れ、二人はどちらからともなく抱きあった。英次の傷がいえた頃、花井一家と矢野組の和解が秘密裡に進められ、英次の処分は矢野組に一任という約束ができ上った。そんなこととは露知らず、二カ月後、綾子から妊娠したという朗報を受取った英次は、病院に向った。その途中矢野の配下にとりかこまれた英次は殺された。綾子はくずれ落ちる英次をまのあたりに見て、目の前が真暗になっていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1971年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 89
カテゴリ ラブ・ストーリー
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