「汚い奴」(1995)

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八百長事件で永久追放となった元ボクサーの高須。今や、ヤクザから中学生までを狙い相手をとことん追い詰める恐喝屋となった。彼はヤクザのボスを恐喝して1億円を要求するが、逆に最愛の妹を誘拐される……。同名漫画を“極道記者“シリーズや「新・悲しきヒットマン」でハードボイルドものに才を発揮した望月六郎の監督で映画化。主人公の徹底した“汚い奴“ぶりが小気味よい。相棒に扮した山田辰夫が好演。

あらすじ

かつては東洋ウエルター級新人王として活躍し、世界を狙えるプロボクサーとして将来を嘱望されていた高須五郎は、八百長事件に巻き込まれ、ボクシング界を永久追放となった。今では新宿を根城に、表向きは興信所となっているが、裏では訳ありの人間たちを巧妙にゆする、恐喝のプロフェッショナルとして生きている。五郎は、相棒である森山が集めてくる情報を元にゆすりをかけ、狙った相手をとことん追い詰めるその手口から、憎悪と軽蔑を込めて“汚い奴”と人々から呼ばれていた。五郎が狙うのは、轢き逃げ事故を起こした暴力団幹部とその情婦、小遣い稼ぎで売春している女子大生、同級生からカツアゲしている中学生など様々だった。五郎には知的障害を持つ妹の慶子がおり、慶子との水辺でのバードウオッチングだけが、五郎の唯一の安らぎだった。そんなある日、慶子はいつもの水辺でひとりの男・王双五と出会う。不思議な魅力を持った男に慶子は心を許し、妹を他人とかかわらせたくなかった五郎も、そんな慶子の楽しそうな表情を見て、男のことを認めるのだった。そのころ、五郎がゆすりをかけた轢き逃げの暴力団幹部が、香港ルートの情報を横流ししていたのがばれて組織に消された。五郎は、今度はそれをネタに組織のボスにゆすりをかけ、一億円を要求する。しかし、反対に慶子をヤクザにさらわれてしまうのだった。水辺で知り合った謎の男・王が、実はボスの命を狙っているヒットマンであることを知った五郎は、妹を助けにいくのを手伝ってくれれば、その場でボスを撃つチャンスをやると取り引きを持ちかける。慶子を助け出すために組織に乗り込んでいった五郎を、危機一髪のところで救ったのは、王の放った銃弾だった。慶子は無事に助かり、王も自らの目的を果たした。五郎を追っていた警察の目も組織に向き、すべては落ち着きを取り戻すのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1995年
製作国 日本
配給 グランプリエクセレント
上映時間 95
カテゴリ アクション
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