「赤いダイヤ」(1964)

【DVD発売中】

60点60
“赤いダイヤ“=あずき相場で一獲千金を狙う人々を描いた喜劇。米軍の放出物資で大損した若きブローカー木塚慶太は、あずきの相場師・森弦に助けられて再起を誓う。ところがお金に弱い、美女にはヒジ鉄、宿敵“売りの松崎“にもまんまと一杯食わされ、慶太は一世一代の大バクチを打つハメに……。

あらすじ

朝鮮動乱の終った年、母を置いて単身上京した木塚憲太は駐留軍の、放出物資のブローカーで失敗、六百万円の穴を開けて千葉海岸で入水自殺を計った。基地のバー井戸美子への遺言状をもったまま。だが、あずき相場師森玄一郎は彼を助け憲太に五千円をあたえて、再出発をうながした。遊廓へ行った憲太は、女から、リンテンションカードを買うことをすすめられた。一定の輸出額に五%の輸入が許されるという、権利書の買収は、五千円の金を百八五万四千円にした。早速美子を訪れた憲太を、美子は二世ブローカー、ジョージの六百万をふみ倒したと、怒ったが、美子も二人の会社を持つことには同意した。一方森玄は、あずき相場の下落でピンチに立っていた、森玄の宿敵、売りの松崎が丸田商事社長と組んで、森玄のあずきを預るいろは倉庫の田丸社長を買収、あずきを、大豆にすりかえていたのだ。一方慶太にも悩みはあった。美子が積極的で金のあるジョージに傾いていることだ。納会までが勝負だと、松崎らは北海道へ新あずきの買付けに発った。新聞の松崎派の非難で、相場は買人気となり、ジョージの口車にのった美子ら素人の投資家は、打撃を受けた。一方慶太は、松崎との決戦に勝った時結婚するという美子の言葉を胸に、森玄と自分の金一億円をもって北海道に飛んだ。人生を賭けた慶太の百姓抱きこみは功を奏した。売りの松崎に、買いの慶太が、あずきを独占したのだ。約束通り美子と定山渓温泉へとしゃれこんだ慶太は、ジョージに通じた美子に裏切られて、あずきをのせた船をジョージらのもとに運ばれてしまった。だが、その船は、銚子沖で沈没した。船を当てこんで売りまくった松崎は、完敗し、ジョージは詐欺で検挙された。涙ながらに詑びる美子に、慶太は再び求婚した。慶太の財産は船にかけた保険金五千万円と相場の四千万円、しめて九千万円だ。だが元貴族院議長を父にもつ美子の自己嫌悪は消えず、慶太のもとから去っていった。あとを、慶太はいつまでも追いつづけていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1964年
製作国 日本
配給 東映東京
上映時間 94
カテゴリ コメディ
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