「川上哲治物語 背番号16」(1957)

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40点40
打撃の神様・川上哲治の半生を描いたスポーツ映画。熊本の豪球投手時代から巨人軍入団、太平洋戦争出征を経て、戦後の大スターとして昭和31年に2000本安打を達成するまでを綴る。川上役は少年期、青年期、現在(川上自身)を3人が演じ分けている。

あらすじ

昭和八年六月、全態本小学校野球大会で大村校の川上哲治は魔球投手と賞讃され、三振十一を奪う健投を示したが、高等科で進学を断念しろという母ツマの言葉に気持は滅入っていた。旧家の父伊兵次は好人物で家まで欺し取られ、生活の苦しさに哲治は両親に内証で新聞配達をし、孝行息子と評判されていた。土肥先生と熊本後援会長安西医師が学費援助で進学を勧めた折、面子にかかわると反対したツマも遂に哲治の希望を容れ、彼は熊工へ進学した。昭和十二年、哲治は捕手吉原とバッテリーを組み甲子園に出場したが決勝戦で中京商に惜敗し相擁して泣きくずれた。その秋、猛練習の甲斐あって熊工は再び選抜野球に出場、哲治も痔で苦しむ吉原をかばいつつ宿敵、中京商業と対戦した。投手ながら強打を謳われる哲治はサヨナラヒットをカッ飛ばして勝利をもたらした。早速、巨人軍の鈴木スカウトが吉原と哲治にプロ入りを申込む。吉原は快諾、両親の反対もあり一時は鉄道員になろうと決意した哲治も貧窮を思って巨人入りに決心。昭和十三年二人はかくてプロ入りしたが、正捕手に抜擢された吉原に引換え、藤本監督は哲治は投手として落第という。上京した父に対する藤本の忠告もあり、一時は煩悶の末、自暴自棄となった哲治も打撃専念を決意。対阪神戦に名投手梶岡の球を大ホーマーした時から背番号16、不動の三番打者としての打撃王川上がここに誕生したのであった。昭和十六年には首位打者と最高殊勲選手の二栄冠をになったが、日米開戦で親友吉原共々出征。吉原は南方で散華した。藤本や哲治、夫人拡子らの尽力で焼土の中にプロ野球は再開。病床に伏す伊兵次はその放送を聞きつつ世を去った。やがてスランプに陥った哲治も拡子の慰めや不断の努力で立直り、三年連続首位打者を獲得、昭和三十一年、対中日十一回戦には遂に二千本安打の偉業を樹立したのであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 81
カテゴリ 人間ドラマ
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