「おったまげ人魚物語」(1962)

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「おったまげ村物語」に次ぐ堀内真直監督の喜劇で、主演も前作同様、伴淳三郎が起用されている。ある平和な漁村で起こる男女関係の大騒動を伴淳三郎扮する画家があれやこれやの手管を使って収拾をつける様子を描く。色事師を演じる渥美清が笑わせる。

あらすじ

東京を離れ平和な漁村白南町に住みついた画家の安藤計策のところに、美人の永井夫人が避暑にやって来た。突然のことに大いに驚いたいた安藤は、夫人を町一番の旅館“飛魚屋”に案内した。永井夫人はイルカ島と言う無人島に毎日通うことになった。白い肌を小麦色に焼くのが目的だった。その送り迎えに、タイ吉君が選ばれた。漁師の純朴な青年タイ吉はすっかり夫人に夢中になり許嫁のムツ子を怒らせてしまった。安藤先生はそんな二人に、何かと面倒をみてやるのだった。また、碁仇の栄一という青年がバーの妖艶なマダム・エマにすっかり参ってしまっている。これも安藤先生が面倒をみなければならなかった。エマは、網元ダルマの妻だが、変な外国人とも関係がある。この銀二というのが大変な色事師で、旅館“飛魚屋”の若主人幸一の嫁ヒナ子とも関係があり、安藤先生の手伝い婆さんおかねの娘スズ子にも手をつけ、小金を捲きあげる悪党ぶりだった。しかし、ヒナ子はこのことが夫に知られてしまい投身自殺を図った。それがもとで、飛魚屋の若主人幸一は、気がくるってしまった。そして、スズ子も銀二の子供を宿し、自殺一歩まで気持が追いこまれてしまっていた。これ以上犠牲者を出したくないと考える安藤先生は、スズ子のお腹の子供は自分の子だと町の人に発表した。スズ子は前々から安藤を尊敬していたので大感激だ。そんな悪党の銀二もついに警察に捕まってしまった。ダルマの金をエマと二人で持逃げしようとしたからだ。夏祭りの当日、安藤家のアトリエでは平六夫妻をはじめ、多くの人が集まってタイ吉とムツ子の祝言が行われ、更に平六の発言で、安藤、スズ子の祝言も簡単にやられた。その場所で、安藤は新しい町会長に推薦された。季節は変ってその年の初秋。スズ子は女の子を産んだ。そして、安藤の絵が文展で特選になった。安藤は二重の喜びに胸が一杯。彼には当分嬉しいことが続きそうだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 松竹京都
上映時間 73
カテゴリ コメディ
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