「続二等兵物語・五里霧中の巻」(1956)

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第二次大戦中、古山源吉は強盗の片棒をかついで捕まり中部33部隊へ送られるが、新任の班長は源吉に罪をかぶせて逃げた強盗・大垣だった。大垣は源吉を目の仇にしてことあるごとに痛めつけるが、ついに源吉に叩きのめされる。やがて源吉たちは南方戦線へ送られる。

あらすじ

第二次大戦中のことである。職にあぶれた源吉は強盗の片捧を担いたばかりに刑務所へぶち込まれ、そこから中部三十三部隊へ送られた。ある日、源吉の前に現れた新任の班長こそは、かつて彼を見張りに立てたまま情婦と行方をくらました強盗大垣だった。根は正義派の源吉は親友の柳二等兵と図って大垣の旧悪をあばこうとするが、海千山千の大垣は目の上のコブともいうべき源吉を何かにつけて痛めつけるのだった。やがて、源吉は深沢冴子という代用教員と仲良くなり、有頂点になった。庄野上等兵の指揮で買い出しに出かけた日、源吉はこっそり脱け出し、冴子の家で久しぶりに温い家庭の雰囲気に浸ったが、冴子の姉千代に会ってびっくりした。大垣とグルになって源吉を騙した女だったからである。大垣に捨てられた千代は二人の間に出来た子供を冴子に預けて芸者に出ていたのだが、源吉を見ると泣いて詑びるのであった。それを知った大垣は自分の過去をあばかれては面倒とばかり、猛吹雪のある日、源吉を斥候に出し、半死半生の源吉はスキーで駈けつけた冴子のおかげで任務を果すことが出来た。翌朝、部隊に出動命令が下るが、卑怯な大垣は軍医に偽りの診断書を書かせて外地へ行くのを逃れようとしたので、源吉は猛然と大垣に飛びかかり、散々に叩きのめした。数日後、輸送船の甲板に立って、源吉と柳は遠ざかって行く故国の山河を淋しそうに眺めていた。あれ以来、大垣は部下の失敗を見つけても源吉に睨まれると、ビンタをくわせなくなっていた。とはいえ、哀れな二等兵たちを乗せた輸送船は、彼らの感慨とは無関係に、南へ南へと進んで行くのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1956年
製作国 日本
配給 松竹京都
上映時間 96
カテゴリ コメディ
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