「バッドガイ・ビーチ」(1995)

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俳優の哀川翔が主演も兼ねた、監督デビュー作。ブルーな日々を送るしがない海辺の私立探偵“キッスのシロー“はある日、弟分の達也が持ってきたレイプビデオを見て驚く。そこに映っている少女は、少年の頃にビーチで危ない所を助けてやったシローの“天使“ユカなのだ。その真実を確かめるために調査に乗り出したシローは、トラブルに巻き込まれ……。私立探偵の活躍と少女との触れ合いを軽快に描いたハードボイルド・ドラマ。

あらすじ

浜辺に事務所を構えるしがない私立探偵“キッスのシロー”こと木須志郎は、ちょっと頭のイカれた女・麗子の依頼を受け、そのお相手をして小遣いをせしめるつもりだったが、突然麗子の部屋に現れた男にプライドをひどく傷つけられ、ブルーな日々を送っていた。そんなシローを励まそうと、弟分の達也が掘り出し物のレイプビデオを持って来た。始めは気乗りしなかったシローだが、何気なく見たそのビデオの中に見覚えのある少女の姿を見つけて驚く。ビデオの中で犯されていた少女は、シローが少年の頃に浜辺で大学生から守ってやった記憶の中の少女だった。密かにその少女に恋焦がれ、“天使”と呼んでいたシローは、ビデオの中の少女が“天使”であるとは信じられず、真相を探ろうと久しぶりに熱くなる。街の神父からの情報で、テープの出所はポルノショップ“パープルドール”だと解ったが、店長の佐川はビデオとの関わりを否定した。しかし、チャイナドレスに身を包んだ謎の女・リンがシローの前に現れ、パープルドールから手を引けとシローを脅すのだった。恩人・島木の調べで、リンが華僑マフィアの大物の娘であることを知ったシローは、背後に大きな組織が関わっているのを覚悟で、再度リンと接触を図る。シローは、リンの口から佐川とリンが義理の兄妹であることを聞かされた。その翌日、ヤクを買う金欲しさに接触してきたパープルドールの店員・ヨーコから、レイプビデオに出ていた少女・樋口ユカの情報を買ったシローは、早速ユカの身辺調査を開始した。しかし、シローの尾行に気づいたユカは大胆にも自分の方からシローに近づき、打ち解けるとサーフィンの約束までするが、約束の日曜日に彼女は現れなかった。再びパープルドールを訪れたシローは、佐川の差し金で殺されそうになっていたヨーコを助ける。佐川の不穏な行動を訝しんだリンも真相を聞き出そうとシローの元を訪ね、ヨーコは、レイプビデオがユカの勤めるコンピューターソフト会社の社長・小暮の依頼により佐川が仕組んだものであることを告げた。小暮からの次の依頼は殺人ビデオの撮影で、その生贄はやはりユカだという。リンとともに現場にかけつけたシローは佐川の一味を捕らえるが、ユカは倉庫の裏の海から死体で発見された。怒りに震えるシローは小暮の会社に乗り込み、彼を殴り倒す。全てが終わり虚脱感に捕らわれていたシローは、ユカの写真が“天使”とは似ても似つかぬ別人に変わっていることに気づく。何かを悟ったシローは、“天使”と訣別して前向きに生きることを決意するのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1995年
製作国 日本
配給 スタッフ東京
上映時間 95
カテゴリ サスペンス/ミステリー
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