「波止場の賭博師」(1963)

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小林旭がすご腕のギャンブラーに扮し、「カサブランカ」ばりのラブ・ストーリーを展開していく日活アクション。横浜のクラブ社長であり“逃がし屋“の異名を持つ賭博師の秋津五郎のもとに、一組のアベックが密航を依頼してきた。しかし、その女の方は秋津がかつて神戸で捨てた初恋の女だったのだ。

あらすじ

日本各地区を代表する強豪ボスが列席して、密輸組織の会合が開かれていた。席上、神戸のボスが二十カラットのダイヤと秘密組の全貌を明記したファイルが仲間の加山に盗まれたと発言して会は騒然となった。そのころ、横浜港にほど近い酒場でポーカーに興じているのは秋津五郎という青年紳士、クラブ・ジャルダンの社長で“逃し屋”という異名を持ち、組織から足を洗ったヤツは確実に海外へ逃していた。ハマのボス牧野は加山の国外脱出を恐れて横浜港に網を張った。予想にたがわず加山は愛人リエを連れ姿を現わした。彼は組織から足を洗い父の住むマカオでリエと暮す計画だったが、厳重な見張りで密航は失敗に終った。その夜、加山とリエが密航を依頼に訪れ、秋津はリエと驚きの対面をした。リエは秋津が神戸へ捨てて来た初恋の女だった。当時組織を荒す一匹狼だった彼は、リエを愛するが故に身を引いたのだった。まもなく加山を追って来た神戸の大野木らは、秋津の強烈なパンチで退散させられた。密航の金策に駆け回っていた加山は、組織の罠に引っかかり捕えられた。残酷なリンチを受け危うくファイルの在りかを口に出しかけた時、躍り込んだ秋津の手刀に救われた。はじめは嫉妬に苦しんだ秋津も、加山とリエの固い愛情を知ってからはリエへの執着を次第に断ち切っていった。加山とリエをかくまったジャルダンは、すでに牧野らの組織で完全に包囲されていた。最後の手段、秋津は波止場へ通じる地下水道へ二人を案内した。そして加山からファイルを受取ると、ゴム園経営のために貯めた金を手渡した。牧野らが嗅ぎつけた時、加山とリエの密航は成功していた。地下水道では、秋津が牧野と大野木の挟みうちにあい、凄惨な射撃戦が続いた。秋津の弾丸が尽きた時、二人は相射ちして下水を血で染めた。二人の乗った船の汽笛と共に秋津は去っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1963年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 94
カテゴリ アクション
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