「秘剣破り」(1969)

80点80
市川雷蔵の傑作「薄桜記」の再映画化。名匠・伊藤大輔が新たに脚本を書き、監督も森一生から池広一夫に代わっている。主演は大映初出演の松方弘樹だが、このあと「眠狂四郎」「若親分」と雷蔵のシリーズを継承していった。剣と愛に生きた男の壮絶な忠臣蔵裏面史。

あらすじ

元禄時代の江戸。高田馬場の奮闘から中山安兵衛の人気は上ったが、決闘の場に居合せながら助勢しなかった知心流の使い手、丹下典膳は非難を浴び安兵衛との決闘を強いられたが、武士道の意地と友情から拒絶した。一方安兵衛は仕官を推めに来た上杉家家臣長尾龍之進の妹千春に心惹かれたが典膳の許嫁と知り浅野家へ仕官した。典膳は千春と結婚したが、安兵衛暗討ちを計り典膳にはばまれた知心流の五人組が、留守宅を襲い千春を凌辱した。それを知った典膳は理由を明かさぬまま離別を告げ、激怒した千春の兄龍之進に右腕を切り落され、そのまま、消息を断った。そして一年後、主君刃傷後再び浪々の身となった安兵衛は吉良家の秘密を握る女が千春なのを知り驚いた。その頃、典膳は上杉家家老千坂兵部の計らいで、江戸を離れていたが、兵部に五人組の所在を知らされ、恩に報いるべく吉良家付人として赤穂浪士と戦う決意で、江戸に戻った。そして一味を巧みに誘い出したが、飛道具に足を射たれ、奇しくも通り合せた千春の手で難を逃れた。再会の喜びも束の間、斬りまくる典膳めがけて再び銃声が轟き、身代りになった千春が倒れた。折から千春を尋ね安兵街が馳せつけたが、時すでに遅く、苦しい息の下から吉良家の秘密を伝えた千春と典膳は手と手を重ねて息絶えた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1969年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 90
カテゴリ 仁侠/時代劇
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