「太陽と星」(1962)

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伯母の経営するそば屋で働くために上京して来た剛と武の兄弟。しかし剛はある縁で運輸会社で働くことに。一方武はかおるという足の不自由な少女と知り合い、仲間との賭けから彼女を誘惑する。かおるは運輸会社で働く安田の妹で、面倒見のいい剛はかおるの足を治そうとするのだった。その頃、武の優しい思いやりが賭けのためだったことをかおるは知る。波乱の展開を見せるラブ・ストーリー。

あらすじ

戸倉剛、武の兄弟は職を求めて、伯母ときの経営するそば屋“万福亭”に上京して来た。ときの一人息子和夫と武はすぐ仲良くなった。二人とも歌手志望で目的が同じだからだ。剛は万福亭で酔っぱらっている三沢という男を世話したことから、彼の経営する三沢運輸で働くことになった。三沢運輸店は三沢が酒浸りになっているのではやらない店だったが、三沢の一人娘伸枝が一切を仕切っていた。その店には、千村、菊川、岡島、安田といったゴロツキ同然の運転手しかいなかった。剛は伸枝から一切を任されると、彼らを腕づくで仕事にかり出した。強引な剛のやり方に、岡島達は反感を持ったが、剛の男らしさに彼等はだんだん惹かれていった。一方、武はジャズ喫茶で唄いながら、歌手になるチャンスをうかがっていた。その時、武はかおるという少し足の悪い少女と知り合った。かおるは安田の妹だ。武は、仲間との賭から、かおるを誘惑することになった。そんなことを知らない剛は、かおるの足を直そうと医者を探して歩いた。そして、かおるの足が直るとわかった剛とかおるは喜んだが、かおるは、弟の武の優しい思いやりが賭になっていたことを知った。剛もそんな弟と知って武を殴りつけた。武は家を飛び出してしまった。しかし、兄の安田は、妹が誘惑されたと信じ込み、武を建設工場に呼び出した。ナイフを持つ安田に武が追いつめられた時、かおると剛が飛びこんで来た。かおるの必死の言葉に安田は一切を覚った。安田は剛の暖かい心に頭を下げた。いいことは重るもので、三沢運輸は、早川物産と大口の取引が出来ることになった。安田は三沢運輸を任され、剛は早川物産に引き抜かれた。仲直りのできたかおると武の顔も明るく輝いてくるのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 93
カテゴリ ラブ・ストーリー
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