「修羅の帝王」(1994)

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過去のしがらみを捨て、堅気として生きようとする兄、兄と連れ立って再び修羅の世界に戻ろうとする弟。まったく異なる人生を歩き始めた極道の兄弟の愛憎を切々と描く。複雑な家庭に育った篤彦と重徳は、義兄弟の倉本とともに暴力団東竜会の3兄弟として武名を轟かしていた。しかし、敵対組織・黒声連合に東竜会の会長が射殺され、激しい抗争のなか重徳は逮捕され、組は解散した。8年後、堅気となった篤彦の元へ出所した重徳が帰って来る。そして黒声連合への復讐のため、篤彦を挑発する……。

あらすじ

直江篤彦と重徳の兄弟は幼いころ、母が淫蕩だったためたまりかねた父が殺人未遂者になってしまったという暗い過去の持ち主だった。2人は同じ施設で育った倉本涼介と義兄弟の契りを交わし、数年後、千葉県の港町に根をはる暴力団″東竜会″のリーダー格となった。ある日会長が射殺されたため、重徳は敵対する黒声連合会長を暗殺した。だが執拗な報復を受け、騒ぎの中、重徳が逮捕されてしまったため東竜会は解散を余儀なくされてしまう。8年後、堅気となった篤彦は妻となった倉本の妹・晴子と一人息子に囲まれ、静かにクリーニング屋を営んでいた。彼は出所した重徳を迎えるが、重徳は兄の現在の暮らしぶりに反感を示す。が、重徳の憤りの本当の理由は、かつての兄貴分・村井が黒声連合に寝返り、幹部として幅をきかせていたためだった。重徳は″二代目東竜会″の看板を掲げ、デート・クラブの女・小百合とともに、黒声連合と篤彦を挑発しはじめる。最初は彼を無視していた黒声連合もたまりかねて重徳の命を狙い始めた。篤彦と同じく、今では堅気となった倉本は、黒声連合を騙し大金を都合し、その金で重徳を海外逃亡させるよう篤彦に促す。村井は倉本を捕えリンチを加え、あまりの苦痛から倉本は重徳の携帯電話の番号をしゃべってしまった。重徳の隠れ家をみつけた黒声連合は、小百合をリンチにかけ殺してしまう。倉本が自分を裏切ったと思い込んだ重徳は、病院に行き入院中の倉本を射殺してしまう。篤彦はついに銃を手にし重徳と対峙、弟を撃つ。「やっと、その気になってくれたな、兄貴」と言い残して重徳は死んだ。篤彦は今度は、村井以下黒声連合を壊滅させるため立ち上がる。「順番をちょっと間違えただけだ」とつぶやいて……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1994年
製作国 日本
配給 シネマパラダイス=ヒーロー
上映時間 85
カテゴリ 人間ドラマ
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