「続・座頭市物語」(1962)

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60点60
市がまだ盲目になる前に、一人の女をめぐって争った実兄・与四郎が、凶状持ちの浪人となって市の前に現れる……。市の実兄の浪人を勝新太郎の実兄である城健三朗(のちの若山富三郎)が好演。

あらすじ

下総、取手川の渡しでやくざ達が一人のあんまを川へ突き落そうとした。瞬間、勘造が顔を斬られた。驚愕した仲間の森助らは市を取り囲んだ。が、突然、片腕の浪人与四郎が邪魔に入り退散させた。去って行く彼を無言で見送る市。二人の間には何か曰くがありそうだ。座頭市は大名黒田越前守のもみ治療の帰途、家中の侍に襲われた。狂っている殿様の秘密を封ずる手段だ。が、居合斬りの名人座頭市は一瞬三人を斬り捨てた。あわてた黒田家臣は市暗殺の賞金を出した。張り切った与四郎の子分三蔵は市に斬りかかったが、なぜか与四郎は手出しをしない。ただ市がお節を抱いて去って行くのを見ているだけだ。その夜、座頭市はお節と一夜を明かして今度逢う時は、昔の恋人お千代の身代りでなくお節自身として来ると約した。そしてお節の世話で舟をやとい水路笹川へ向った。飯岡助五郎の鉄火場で、かつて座頭市と相思相愛だったおたねが、飯岡一家がお尋ね者渚の与四郎召捕りと市を斬る策略を知った。彼女は市が来ているという西光寺へ駈けつけた。そこには以前笹川飯岡の喧嘩で平手造酒を斬った市が回向をつとめていた。黒田家から市を斬るよう命ぜられた勘兵衛一家は、市を取り巻き斬りかかったがもとより彼の敵ではない。ついに勘兵衛一人になってしまった。それを見た与四郎は勘兵衛から斬り賃二十両をせしめて抜刀した。彼は市の実兄であり、市の女お千代を奪ったことがあった。が、お千代が死んだと知ると矢庭に与四郎を切った。ちょうどそこへ助五郎を先導とする八州捕方の一団が来た。市は与四郎をかばって水中に姿を消した。まもなく、市たちが溺れ死んだと嘲笑し合っていた助五郎と勘兵衛たちの行手に、抜刀を下げて立ちふさがった黒い影は。その痛快な啖呵と凄じい剣法でまぎれもない座頭市その人だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1962年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 72
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