「キスより簡単」(1989)

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70点70
石坂啓の同名コミックを原作に、若松孝二監督が全共闘世代の立場から現代の青春を描いた異色作。女子大生の泉まあこは、父親がそれぞれ違う四人姉妹の三女で、自分の父親が誰であるかもわからずに育ち、自由な恋愛、気楽なセックスを楽しんでいる。現在のまあこの相手は、自分の父親候補の一人、シンちゃんの息子・スズナリだ。彼女は近親相姦の危険さえヘッチャラ。しかし、彼女が本当に愛してしまったのは、やはり父親候補のロクさんだった……。映画はやがてこのロクさん役の原田芳雄に焦点を当て、いつしか戦い続ける男の賛歌を奏で始めていく。

あらすじ

女子大生の泉まあこはそれぞれ父親の違う四人姉妹の三女。ママは三度結婚し、まあこを産む時にはロクさん、シンちゃん、梶さんという三人の男性と付き合っていたので本当の父親がわからないのだ。複雑な家庭環境に育ったまあこはママを理想として自由な恋愛を追い求めていく。ある日まあこは恋人のスズナリを家に連れてくるが、彼はシンちゃんの息子だった。近親相姦かもしれない危険な関係だか、スズナリはまあこの魅力から離れられない。しかし、まあこは独占されるのを嫌がった。まあこはロクに「おまえは本気で人に惚れたことがない」と言われ、次第に父親以上の愛情を感じてしまう。そしてロクとまあこはある晩ベッドを共にするが、それがスズナリの嫉妬を買った。公園でスズナリはロクに喧嘩を売るが、ロクは彼の若さに呆れ二人を残して去っていく。久しぶりにスズナリはまあこから電話をもらい会いにいくが、彼女は胸に赤ん坊を抱いていたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1989年
製作国 日本
配給 バンダイ=鎌倉スーパーステーション=若松プロ
上映時間 93
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