「怪猫呪いの壁」(1958)

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お家乗っ取りをたくらむ老中の五月と御用人の田所典膳は、藩主のお気に入りの腰元・志乃を殺害し黒猫とともに壁に塗りこめてしまう。以後城内では次々と不気味な事件が起きる。白ぬり二枚目時代の勝新太郎主演による一編。

あらすじ

江戸本所に上屋敷をもつ和泉国の藩主前田大和守利光は、最愛の奥方を失い、悲嘆にくれていた。この心のすきに目をつけたのが中老の五月と側用人の田所典膳。美貌の夏江を側室に入り込ませて勢力を得ようと奸計をめぐらしていた。ところが利光は一子信千代の腰元志乃に心を動かしている。しかし志乃には同藩の渥美郁次郎という許婚があった。そこで五月らは二人が奥方の霊前でおち合うのを知り、不義者の名を着せて殺そうとした。郁次郎はわずかに逃れることができたが、志乃は殺された。しかも志乃の死体の始末に困った一味は、死体を不気味に襲いかかる奥方最愛の猫黒姫とともに御霊屋の壁にぬりこんでしまった。やがて夏江は側室におさまり、一味の奸計は成就したかに見えたが……。この頃から生きながら壁にぬり込まれた猫と志乃の呪いが屋敷一ぱいにみちていた。ついにはこの怪猫は夏江のやわ肌をまで汚すようになった。そこで五月らは修験者葛城玄道を招いて怪猫封じを計った。一方志乃の兄竹内喬之助と相愛の梢は、郁次郎の知らせで妹の復讐と、お家乗っ取りの陰謀を粉砕せんと狙っていたが、ついに夏江の懐妊を期に信千代をなきものとしようとするを知って医者に化けて屋敷にしのび込んだ。ところがかえって五月らのあやしむところとなり、ついに典膳らの罠にかかってしまった。あわや……という時、怪猫が乗りうつった五月が典膳方に襲いかかった。かくて典膳らはほろび、怪猫に敗れた道玄の死で信千代ももとの元気を取りもどした。今や暗雨晴れた前田家では、新装なった御霊屋で、志乃と黒姫の追善法要が盛大に営まれていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 大映=大映京都
上映時間 88
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