「バーバー吉野」(2003)

【DVD発売中】

67点67
ベルリン映画祭児童映画部門で特別推薦作に選ばれた新鋭、荻上直子の長編デビュー作。少年たちがみんな同じ髪型をしている田舎町。保守的な大人たちに対抗し、子供たちがやがて反乱を企てる。淡い初恋、性への興味、秘密基地……。そんな思春期の多感な日々を素朴なタッチで描出。大人への第一歩を踏み出す少年の成長を優しく見つめた青春ドラマだ。

あらすじ

古くからの習わしにより、少年全員が同じ“吉野ガリ”なるマッシュルーム・カットにさせられている田舎町。その散髪を一手に引き受けているのが、町で唯一の床屋である“バーバー吉野”のおばちゃんこと吉野良子。吉野ガリの伝道師である彼女は、町の子供たちの行動にも常に目を光らせている。そんな彼女の息子で小学生の慶太のクラスに、ある日、東京からの転校生・坂上くんがやって来た。町の伝統に異議を唱え、自分のヘアスタイルを貫き通す坂上くん。彼と親しくなった慶太とその仲間であるヤジ、カワチン、グッチは、次第に彼に感化されていくのだが、それに気づいたおばちゃんによって、坂上くんも吉野ガリにされてしまう。そこで、彼らは脱・吉野ガリを宣言。祭りの日、町の人たちの前で髪型の自由を訴えると、果たして他の少年たちもそれに賛同する声をあげてくれた。しかし、慶太の胸中は複雑だった。「吉野ガリはまっぴらだけど、お母さんがみんなの敵になるのも嫌だ!」 翌日、5人の願いは通じ、吉野ガリは廃止されることとなった。そして、一度は淋しい思いをしたおばちゃんも、今は元気に町の人の髪を切り続けている。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2003年
製作国 日本
配給 ユーロスペース=PFFパートナーズ
上映時間 96
公開日 2004年4月10日(土)公開
カテゴリ 青春ドラマ
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