「バオバブの記憶」(2009)

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【DVD発売中】

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ある時は聖なる存在して、ある時は材木や食料として長きに渡って人や動物たちと共生を続けてきた樹・バオバブの記憶を映し出すドキュメンタリー。『ナージャの村』や『アレクセイと泉』が国内外で高い評価を得た本橋成一監督がバオバブと共に生きる人々の姿をカメラに収め、樹齢500年とも1000年とも言われる樹から人間と自然の関係を描き出す。

あらすじ

セネガルの首都ダカールから車で約2時間。トゥーバ・トゥール村はどの家も大家族だ。そこには多くのバオバブの樹と昔ながらの素朴な日常がある。村の少年モードゥの家族は30人。農作業や牛追いの手伝いをしながらコーラン学校に通う12歳。将来の夢は、外国に行って商売をすること。その為にも本当は国立のフランス語学校で勉強したいと思っている。村には彼の陽気な家族だけでなく、憧れの女性である隣家のファトマ先生、盲目の祈祷師や縄作りの名人など、個性豊かな人たちが数多く住んでいる。そして、彼らの暮らしの背景にいつもどっしりと存在しているのが、樹齢500年とも1000年とも言われるバオバブの樹。長生きの樹として知られるバオバブには食料、食器、薬、様々な道具など、100近い使い道がある。村人の生活には欠かせないものであり、樹は子供たちの遊び場でもある。また、その葉や樹皮などは大いに利用するものの、村人たちは決して切り倒さない。バオバブには精霊が宿っていると信じられているからだ。村には御神木も存在し、人々は事あるごとにその精霊に祈りを捧げ、敬っている。しかし近年、都市部では急速な近代化が進み、この大地でたくさんの生き物たちと生きてきたバオバブが消え始めている。トゥーバ・トゥール村に開発の波が押し寄せて来るのも時間の問題なのだろうか……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2009年
製作国 日本
配給 サスナフィルム
ヘッド館 ポレポレ東中野
上映時間 102
公開日 2009年3月14日(土)公開
カテゴリ ドキュメント
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監督