「二人の武蔵」(1960)

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五味康祐原作の同名小説を映画化。武蔵と名のる二人の剣豪の姿を描いている。その二人とは、作州の平田武蔵と藩州の岡本武蔵。彼らは、同じ道場を訪れたことから知り合い、それぞれ剣をきわめてから雌雄を決することを誓い、修行の旅に出た。だが彼らの動向を見守る一人の男、佐々木小次郎がいた……。

あらすじ

吉岡憲法の道場に武蔵と名乗る二人の男が現われた。作州の平田武蔵は吉岡伝七郎を、播州の岡本武蔵は吉岡憲法をそれぞれ倒した。憲法の弟吉岡又三郎は叔父と兄の仇討の挑戦状を発した。この高札をみて佐々木小次郎は笑った。彼の後に女芸人りくと、奥之山休賀斎がいた。りくは平田を恋してい、休賀斎は平田の師だ。一方、岡本にも千珠という恋人がいた。彼の師は唐人剣師唐十官だった。一乗寺での仇討は、平田が先にきて又三郎を斬った。後から来た岡本、二人は剣を極めてから雌雄を決することにした。平田は柳生に挑むために江戸へ、岡本は柳生国許へと旅立った。平田は将軍徳川秀忠の御前試合で柳生宗矩に挑戦したが、柳生内蔵助の審判は引分けとした。これは明らかに平田の勝だった。内蔵助は娘きわを男装させ平田をろう落させようとした。が、平田はその手に乗らなかった。柳生の庄−−岡本は当主柳生石舟斎の孫娘悠乃を乱暴する一族の柳生九左衛門を倒し、彼女から慕われた。そこへ棒術の剣客夢想権之助が来て岡本と試合し、これが縁で二人は親友になった。佐々木小次郎は燕返しの術で唐十官を倒した。柳生は二人の武蔵を相討ちにさせようと、十官を斬ったのは平田と、岡本に告げた。岡本は江戸に向い、増上寺境内で平田と対決した。が、そこに権之助が真相を告げに来た。二人は後日同じ場所で対決することにした。千珠が岡本の後を慕って江戸に来た。小次郎は奥之山休賀斎を討った。平田は休賀斎の、岡本は唐十官の仇を討つため小次郎を追った。小次郎は瀬戸内海の舟島で武蔵の挑戦を待った。渚に下りたのは平田だった。岡本は千珠から子供の出来たことをきき、対決を思いとどまった。岡本が舟島についた時、小次郎は討たれていた。権之助が、平田が阿蘇山麓に岡本を待つという手紙を持って来た。阿蘇山の麓−−二人の武蔵の死闘が展開された。激戦数合、遂に軍配は平田武蔵にあがった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1960年
製作国 日本
配給 大映=大映京都
上映時間 92
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