「イエスタデイズ」(2008)

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75点75
余命わずかな父が息子に託した願いは、32年前に別れた恋人を探すことだった。『MOMENT』『真夜中の五分前』などで知られる作家・本多孝好の小説『FINE DAYS』を映画化。想いを胸に秘めて生きる父を國村隼が、父の恋を過去の恋をたどる主人公を塚本高史が演じる。監督は中篇『ハミングライフ』を手がけ、本作が長編デビューとなる新鋭・窪田崇。

あらすじ

聡史(塚本高史)は電報を手に、ガンで余命わずかな父・昭彦(國村隼)の入院する海辺のホスピスへやってくる。聡史は、レストラン経営で成功した冷徹な父に反発し、3年前に家を飛び出していた。昭彦は、30年前に付き合っていた女性を探してほしいと聡史に頼む。別れてかなり経ったあと、自分との間にできた子供がいることを知ったが、探し出せなかったという。手がかりは真山澪という名前、当時の住所、東洋音楽大学のピアノ課に在籍していたということと、当時画家をめざしていた昭彦がスケッチブックに描いた彼女の絵。父へのわだかまりが解けない聡史は断ろうとするが、妻・節子(風吹ジュン)や、すでに遺産配分を気にしている長男・慎一(蟹江一平)には頼めないという父の言葉に、仕方なく承諾する。聡史は、澪が暮らしていた明風荘を訪れる。しかしすでに取り壊し寸前だった。聡史が父のスケッチブックを開くと、そこには新しい明風荘が描いてあった。聡史は建物に入り、誰もいないはずの203号室の扉を開ける。するとキスをする若い男女がいた。2人は32年前の昭彦(和田聰宏)と澪(原田夏希)だった。3人は意気投合し、様々なことを語り合う。しかし聡史が部屋を出ると、現代の世界に戻った。聡史はそれからもスケッチブックを開いては、2人と友情を育んでいく。家を出てからアルバイト生活を送っていた聡史には、芸術に打ち込む2人の姿はまぶしく思え、また、活き活きとした昭彦の姿を見て、父への感情も変わっていく。しかしある日、昭彦は亡くなった父親のレストランと借金を相続する。そして、彼らの関係は崩れていく。現代の世界で、聡史は母に事情を伝える。母は澪の名前を聞き一瞬動揺を見せるが、気丈に振る舞う。聡史は澪の同級生だった有名ピアニストの娘(中別府葵)から、澪の連絡先を入手する。聡史はついに澪(高橋惠子)に会う。すると澪の口から、意外な真実が語られる。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2008年
製作国 日本
配給 エスピーオー
ヘッド館 シネマート新宿
上映時間 119
公開日 2008年11月1日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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